映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

2021-01-01から1年間の記事一覧

『ジョゼと虎と魚たち』(2020:アニメーション映画)

海洋生物学を専攻する大学生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助ける。坂道の上から降りてきたジョゼの祖母曰く、散歩中に目を離した隙に、誰かが車椅子を坂道に向かって押したのだという。 アルバイトとし…

『ハンニバル』(2001)

全米を恐怖に陥れた「バッファロー・ビル事件」(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/12/31/013926)から10年後。 レクターの被害者でもある大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、精神病院から脱獄したハンニバル・レクター(…

『羊たちの沈黙』(1991)

カンザスシティをはじめとしたアメリカ各地で、若い女性が殺害され、皮膚を剥がれるという連続猟奇殺人事件が発生。逃走中の犯人は、「バッファロー・ビル」と呼ばれていた。 FBIアカデミーの実習生クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)は、バージ…

『マイノリティ・リポート』(2002)

プリコグと呼ばれる3人の予知能力者たちで構成された殺人予知システムが実用化された近未来。システムの導入以後、西暦2054年のワシントンD.C.の殺人発生率は0%になったと報告されていた。 犯罪予防局の刑事ジョン・アンダートンは、6年前に息子のショーンが…

『スター・ウォーズ エピソード2/ クローンの攻撃』(2002)

前作より約10年後。 旧態依然として腐敗による機能低下が進む銀河共和国を見限り数千の星系が離脱を表明、元ジェダイのドゥークー伯爵を中心に分離主義勢力を形成して共和国との間に緊張状態を生じていた。 パルパティーン最高議長の計らいで、オビ=ワン・…

『ジョゼと虎と魚たち』(2003)

恒夫(妻夫木聡)は、雀荘でアルバイトをしている大学生。 最近、卓上で話題になっているのは近所に出没する婆さんのこと。その老婆は乳母車を押しているが、乳母車に乗せているものがわからないというのだ。 恒夫はある日、坂道を無人で下る乳母車とそれを追…

『スター・ウォーズ エピソード1/ ファントム・メナス』(1999)

遠い昔、はるか彼方の銀河系で… 共和国の政治は腐敗の道を進んでいた。 通商連合の間で貿易関税率をめぐる論争が繰り返されていた上、腐敗が進む元老院は本来の機能を失い、無為無策の極みにあった。 そんな中、仲裁のために共和国の守護者でありジェダイ・…

『スター・ウォーズ エピソード6/ ジェダイの帰還』(1983)

前作より1年後。 ルーク達はハン・ソロを救出するために犯罪王ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入する。 一同はジャバの手中に落ち、あやうく処刑されそうになるが、ルークの反撃を機に攻勢に出る。ジャバのギャング一味は壊滅し、ハン・ソロを伴い、一同はタト…

『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』(2020)

クリスマスも近くなったある日、ベビーシッターのアルバイトとしてアシュリーがルークの家を訪れる。 もうすぐ13歳になるルークは、年上の女性であるアシュリーの興味を引こうとするが、アシュリーは彼氏との別れ話で頭がいっぱいで、子どものルークに興味が…

『また、あなたとブッククラブで』(2018)

若い頃から仲の良い4人、ダイアン(ダイアン・キートン)、シャロン(キャンディス・バーゲン)、ビビアン(ジェーン・フォンダ)、キャロル(メアリー・スティーンバージェン)。 夫を亡くした喪失感から抜け出せないダイアン、複数の男性との関係を楽しんでいるホ…

『ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987)

ニューヨークの下町、東8番街。 再開発が進むこの地区でとりわけ古い、ある安アパートの住人たちは、悪質な地上げ屋に立ち退きを迫られていたが、それぞれの事情でこの場所を離れられずにいた。 そんなある日、アパートに小さな空飛ぶ円盤が2機飛来する。そ…

『コピーキャット』(1995)

サンフランシスコに住む犯罪心理学者のヘレン(シガニー・ウィーバー)は、講演会場のトイレで自分がかつて担当した凶悪な殺人犯ダリルに襲われたことがトラウマとなってアゴラフォビア(屋外恐怖症)となり、自宅に閉じこもって研究していた。 その後、女性ば…

『ノウイング』(2009)

マサチューセッツ州レキシントンのとある小学校では創立記念日を迎えようとしていた。この小学校の生徒の一人、ルシンダの提案が評価され、みんなでタイムカプセルを埋めることになる。それぞれが思い思いに描いた『絵』をその中に閉じ込めて。 50年後、それ…

『グラン・トリノ』(2008)

ポーランド系米国人コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻を亡くし(妻を思い出して「俺は嫌われ者だが、女房は世界で最高だった」という)、愛車グラン・トリノを誇りに、住民も今や東洋人や黒人の町となったデトロイトで隠居暮らしを続けていた。 …

『モンスターハンター』(2020)

エリート特殊部隊を率いる軍人アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は砂漠を偵察中、突如発生した超巨大な砂嵐に襲われ、必死に逃げるものの一瞬にして巻き込まれてしまう。 強烈な突風と激しい稲光の中で気を失ったアルテミスが目を覚ますと、そこは元いた場…

『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』(1980)

前作から3年。デス・スターを破壊された銀河帝国軍の反撃は激烈を極めた。反乱軍は秘密基地から撤退を余儀なくされ、氷の惑星ホスにエコー基地を設立した。 ダース・ベイダーは反乱軍、そしてルーク・スカイウォーカーを捜索するため調査用のプローブ・ドロ…

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)

遠い昔、はるかかなたの銀河系で... 銀河帝国が樹立してから19年、共和国は滅ぼされ、帝国軍の横暴な独裁体制のもとで人々は苦しい生活を余儀なくされていた。 しかしその体制に反対する惑星オルデランのプリンセス、レイア・オーガナ率いる反乱軍は強大すぎ…

『ソニック・ザ・ムービー』(2020)

宇宙の果てで平和に暮らしていたソニックは、ある日その強い力を狙うナックルズ族に襲われることになる。 育ての親であるフクロウのロングクローがロングクロ―は彼を守るために他の惑星へのポータルを作り出すことができるリングで、地球への道を開いて、彼…

『サイレントヒル: リベレーション』(2012)

(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/12/18/195717)前作より約10年。 18歳の誕生日を迎える少女ヘザーは「サイレントヒル」と言う街の悪夢に悩まされながら、父親ハリーと共に各地を転々としてきた。 ヘザーの元の名はシャロン、実は母のおかげでサイ…

『サイレントヒル』(2006)

ローズとクリストファーは、娘シャロンの奇妙な言動に悩んでいた。彼女はしばしば情緒不安定に陥り、何かに取り憑かれたかのように「サイレントヒル」と謎の言葉を発した。 ローズはサイレントヒルという街が実在することを知り、そこにシャロンの症状の鍵が…

『イン・ハー・シューズ』(2005)

周りが羨むスタイルと美貌を持ちながら問題ばかり起こす妹マギー(キャメロン・ディアス)。 姉ローズ(トニ・コレット)はフィラデルフィアで弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てず、高価な靴を買いながらも履くことはない。 定職にも就か…

『(500)日のサマー』(2009)

LAで、グリーティングカード会社で働いているトムはある日、秘書として職場にやってきたサマーに一目惚れしてしまう。 出会いから4日目、トムが偶然サマーと同じエレベーターに乗り合わせたとき、ふいにサマーは「わたしもザ・スミスが好き」と声をかける。…

『レディ・オア・ノット』(2019)

グレースは名家の御曹司、アレックス・ル・ドマスと結婚式を挙げ、ル・ドマス家へ嫁入りする。 その日の夜、グレースはル・ドマス家代々の伝統に従ってゲームに参加することになり、くじ引きの結果、一同はかくれんぼを行うことになった。 当初、グレースは…

『トムとジェリー』(2021)

ニューヨークの高級ホテルに引っ越してきたネズミのジェリーと、そんなジェリーを相変わらず追いかけるネコのトム。 一方配達屋で働いていたケイラは仕事中に追っかけっこするトムとジェリーに出くわし配達の荷物をばらまいてしまい仕事もクビに。 たまたま…

『スパイ・ファミリー』(2020)

政府関係の仕事をしているという父カルに、護身術や銃器の扱いなどを徹底的に教え込まれた娘スカーレット。 だが、彼女は父の奇妙な教育方針や干渉をうとましく感じていた。 ある日、自宅に武装集団が侵入、カルは外出中のスカーレットに「おばあちゃんの家に…

『サンドラの小さな家』(2020)

暴力を振るう夫(ゲイリー)から逃れるべく、サンドラは子供2人と一緒に家を飛び出した。ひとまず安宿に身を寄せたサンドラだったが、新居を探そうにも、折からの住宅価格の高騰で手頃な物件はなく、公的機関からの支援も十分に受けられないという状況に陥っ…

『リーサル・ストーム』(2020)

カテゴリー5の巨大ハリケーンが上陸しようとしているプエルトリコ、警察官のコルディーロとジェスは自宅にいようとする住人を説得して避難させるよう命じられる。 そんな2人を大いに手こずらせたのが元警察官のレイ・バレット(メル・ギブソン)であった。 レ…

『アンチ・ライフ』(2020)

西暦2242年。 謎のウィルスの流行によって地球は滅亡の危機に陥り、地球を脱出するために選ばれた5000人の富裕層がニューアースへと避難を開始する。 元軍人や現役兵士たちが管理する宇宙船に子供を身ごもった恋人を守るためにどうにか潜り込んだノア(コディ…

『エンプティ・マン』(2020)

1995年、アジアのブータンを旅する他国の若者4人は不思議な現象に巻き込まれる。 そして2018年、ミズーリ州。小さな町で10代の若者の失踪が相次ぎ、謎の存在“エンプティ・マン(無の男)”の仕業だと人々は噂する。 一方、1年前に自動車事故で妻と幼い息子を…

『惡の華』(2019)

山に囲まれた地方都市。 中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい日常をやり過ごしていた。 ある日、憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を衝動的に盗んだところをクラスの問題児・仲村佐和…