映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ジョゼと虎と魚たち』(2020:アニメーション映画)

海洋生物学を専攻する大学生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助ける。坂道の上から降りてきたジョゼの祖母曰く、散歩中に目を離した隙に、誰かが車椅子を坂道に向かって押したのだという。

アルバイトとしてジョゼの相手をするように依頼された恒夫は留学費用のためにその依頼を承諾するが、ジョゼの可愛らしい容姿とは裏腹な高飛車な言動に閉口してしまう。

一度はアルバイトを辞めようとしたものの、ジョゼに言われるがままに様々な場所へと外出に付き合わされるうちに距離を縮めていく。

しかし、ジョゼの祖母の死を切っ掛けに、二人の関係性に決定的な変化が生じ始める...

 

どうしても実写版と比べたくなるのはわかるけど、これは2003年の実写版とは全く別モノだね。原作を知らないので基本を実写版にしてしまいがちだけど、見たらわかる。これは別モン。

何が違うって、とりあえずアニメーション映画らしく、ちょっとファンタジー描写もあり。

そして、エロス全くなし。

実写版は恋愛多めなのに比べアニメ版は恋愛は添えもんで、青春ムービーかな。

主演2人、中川大志&清原果耶。予想外に上手かった!役者さんが声優やる時あるあるの「声がハマらない」感じもなく、違和感なく聞けた。

けど、ジョゼの「あたい」は毎回引っかかるのと、モブキャラの関西弁のイントネーションも違和感あり。これは方言で進める作品はどれも多かれ少なかれあるから仕方ないんかな...けど、その度にちょっとモヤッとする。

あとは初めの坂道車椅子シーンの偶然の出会いはいいけど、ラストもその偶然をやっちゃうのはあまりにご都合主義っぽくてイヤだったかな~

そんなに乗り気ではなかったけど案外楽しめた!コッチも楽しむコツは「比べない!」

実写版とは別モン度80