映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ゴジラ-1.0』(2023)

1945年。

特攻隊員の敷島は自身の零戦が故障したと偽り、大戸島の基地に着陸するが、そこで突如出現したゴジラに襲われる。

その際に基地の隊員たちの多くが亡くなったことがトラウマになった敷島は東京に復員するが、そこで身寄りのない赤ん坊を引き取って育てる女性・典子と出会う。

敷島はある仕事を見つけ、典子や明子と名付けた赤ん坊と新生活を営むが…

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第96回アカデミー賞で、邦画・アジア映画として史上初の視覚効果賞を受賞した話題作。

うーん……

ゴジラファンには悪いけど、ちょっとしんどい。

確かにゴジラの造形は目を見張るものがある。

だけど、ゴジラが新宿を襲い人々が逃げ惑うシーンはなんかミニチュアと言うかセット感と言うか…

んで、ゴジラって昔からあの動きだよね。今の技術でどうにでも動けるんちゃうん?って思ってしまうよね…

神木隆之介くんって、泣きの演技どうなん?今までその印象なかったけど、ちょっとしんど…

第二次大戦後の日本の感じは良かったけど、それもやっぱセット感が拭えず…

諸々…確かにマイナス1.0度51

 

『シャーク・ナイト』(2011)

自然に恵まれたクロスビー湖に、女子大生サラと6人の若者たちがバカンスにやって来る。

当初は浮かれ騒ぎ休暇を満喫する一行だったが、仲間の一人が湖にいるはずのないサメに襲われたことから事態は一変。

動揺する若者たちの前に地元のダイバーたちが現われるが…

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久しぶりのサメ映画~!

んで、いつもの通りあらすじだけ見て録画したものを見始めたら開始5分で気付いた。

「コレ見たことあるやつー!」

けど、まぁもちろんオチも覚えてないんでそのまま視聴。

サメの種類がなんと豊富なことか。

シュモクザメ出てきた時点で、あれ?さっきのと違うよね??で、その後も出てくるよね〜

車と同じくらい速さの出る水上バイクに追いつくサメ…時速5、60キロってとこかしら…早すぎやん。

腕無くしたうえに、超速サメに自ら食われるマリクの冥福をお祈りします。サメが早すぎた。

コレぞB級サメ作品!ってとこかな。ストーリーはちゃんとしてるし、演者も有名どころ多め。B+ってとこかなぁ。

夏はサメ度69

『EO イーオー』(2022)

心優しい少女カサンドラとパートナーを組み、サーカス一座で見世物芸を披露しながら幸福な日々を送るロバのEO。

だが動物愛護団体のデモにより、サーカスは活動休止に追い込まれ、EOはよその農場へ売り払われることに。

以後、EOは、乗馬クラブやサッカーチーム、トラック運転手のマテオ、放浪中の若きイタリア人司祭ヴィトーやその義母の伯爵夫人など、さまざまな人々の手や土地を転々と渡り歩きながら、数奇な運命をたどる…

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ロバ目線で人の愚かさや社会の不条理を写した作品らしい。

セリフがほぼなく、唐突な場面転換、意味不明な流れ(恐らく自分で感じろ的な)、嫌な印象の赤い映像……等々、とにかくしんどいわコレ。

えらく評価が高いんだけど、崇高なテーマを掲げた作品だからわかる人はわかるよね!みたいな感じが嫌いだわ。

わからなくてイイ度12

『アナログ』(2023)

デザイナーの水島悟(二宮和也)は自身が内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で美春みゆき(波瑠)と出会う。

手作りの模型や手書きのイラストなどにこだわる悟は、携帯電話を持たないみゆきに自分と似たものを感じる。

悟とみゆきは、毎週木曜にピアノで会い、ゆっくりと距離を縮めていくが…

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The純愛もの。

特に前半はイライラモヤモヤ、話の進行が遅いことも相まって、まぁ体感時間が長いの。

後半ようやく本題に入るんだけど、そこからはもう綺麗な予想通りすぎて、面白みはなし。

ビートたけしの初恋愛小説で、二宮和也主演と聞くと見るしかないんだよ。

ハードル上げすぎたかな……

ただ、1個良かったのはニノのカラオケが聞けたこと。別に嵐ファンじゃないけど、久しぶりにニノの歌聞いたな〜。しかも無駄に上手いし。

親友との関係性は羨ましいな~ってとこはあったかなぁ。

今どき携帯持ってないから来週の今頃もここにいますから〜だけじゃ無理だよ。昭和でも家電聞いてたでしょ。

ただの不思議ちゃんな女性と出会ってしまった男の運命って感じかなぁ。

ラストもネタバレになるからあれこれ言わんけど、上手いことイキすぎ感も…

久々ニノ映画度61

『スイス・アーミー・マン』(2016)

無人島で遭難してしまったハンク(ポール・ダノ)は生きる気力を失い、悲嘆のあまり自殺しようとする。

ちょうどそのとき、海岸に流れ着いた男性の死体(ダニエル・ラドクリフ)が目に飛び込んでくる。

その死体からはガスが出ており、浮力があった。

ハンクが飛び乗ると、死体は水上バイクのように動き始め…

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あらすじ読んでも「何言ってんの?」だよね。

久しぶりに2度目の視聴。見ても何も残らないけど、なぜかまた見たくなる。

前回はハリーポッターが死体役!?と思って見たんだけど、今回は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を作った監督(ダニエルズ)の作品だと知って何となく納得。あ〜、それでこの感じか〜ってとこ。

とにかくダニエル・ラドクリフが汚い。

水上バイクにもなるし、ウォーターサーバーにもなる、火もつけられるし、狩りもできる、更には状況によっては帰り道を示すコンパスにも…1家に1台、キャンプ好きなら必須アイテム!

このゲスさ、どう捉えるかで賛否分かれるんだろうな〜

くだらないけど、嫌いじゃない。

そもそも死体役ってなんだよ!火サスの死体役はホントに死体ぞ。ほぼ主役張れる死体役なんて、後にも先にもコレだけな気がする。

唯一無二度59

『エクソシスト 信じる者』(2023)

12年前、ハイチの地震で妊娠中の妻を亡くしたヴィクターは、娘のアンジェラを一人で育ててきた。

ある日、アンジェラとその友人キャサリンが森の中で行方不明になり、3日後に無事に戻って来るものの、行方不明中に起きたことをまったく覚えていなかった。

その日を境に、二人の少女とその家族は、かつてない恐怖を味わうことになる…

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エクソシスト』シリーズの第6作で、『エクソシスト』(1973年)の直接の続編…というからには見にゃならん!と思ってようやくの視聴。

初代の怖かった女の子とそのお母さんも出演で、期待値を上げすぎたかも。

悪くないんだけど、どこも見たことある感じのシーンで初代を超えることは到底無理。まぁ、この手の作品で1作目超えはなかなか難しいよね。

今回は2人が悪魔憑きなんだけど、ビジュアルも良くも悪くも無い、予想通り。

退魔師?牧師さん?の感じも思ってた通り。

全てが予想を超えてこない。

これ、三部作にする構想らしいけど、今後どうなるのかしら……

その期待も込めて度52

『ヒンターラント』(2021)

第1次世界大戦終結後、ロシアでの捕虜生活から開放された元刑事ペーターと戦友たちはついに故郷へとたどり着く。

ところが敗戦国となった祖国はすっかり変わり果て、帰宅したペーターの家に家族の姿はなく、彼は行き場を失ってしまう。

そんな折、拷問の末に殺されたと思われる遺体が河原で発見される…

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先ずはタイトルの意味から……ヒンターランド/Hinterland は“後方”の意。人質を取った男に対峙せず、後方から銃撃した警官に対して発せられた言葉。(Wikipediaより)

うん、そのまま邦題にしちゃったのね。

それはまぁいいとして、あとから知った「全編ブルーバックで撮影」という事実。なるほど、それであの背景か〜

終始「絵画みたいな背景だなー」と思いながらストーリーよりも背景に魅入ってしまったよ。

絶妙に絵画のような背景や、変に歪んだシーン、絵本を見てるような感覚に陥る。

肝心のストーリーの方は、帰還兵のサスペンスという感じで普段あまり見ないパターン。若干聞き慣れない名前と、見分けのつかない顔立ちで、混乱気味に…

これは映像を楽しんで欲しい度60