映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『波紋』(2023)

夫の修が突然失踪し、義父の介護をひとりで行なうことになった主婦の依子。

パートや介護に追われ、日々積み重なるストレスの中で、依子はいつしか新興宗教にのめり込んでいく。

やがて息子が巣立ち、義父が他界して依子がひとりとなったある日、突然修が帰ってくる。

がんを患う修は、高額な保険適用外の治療のため父の遺産を当てにして帰ってきたという。

身勝手な修の頼みにいらだちを募らせ、なおさら宗教をよりどころにする依子だったが…

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演技は素晴らしい。なぜか惹き込まれる。

「水を使わずに瑞を表現する」枯山水の手入れと宗教での「祈り」に没頭する妻、筒井真理子

突然、家族を捨てたのに自分の命が惜しくて金の無心に突然帰ってきた夫、光石研

母親を頭おかしいと言いながらも実家に帰省する息子、磯村勇斗

義母からわかれてくれと言われた時に一笑に付した後、息子に言うぞと脅す彼女、津田絵理奈

この他のメンツもスゴく違和感(これはあえての違和感かと思われるが)満載の演技で、誰もが気持ち悪いんだ。

途中シーンの変わり目とかで手を叩くような音が入ってたのもなんか違和感だったんだけど、これ入れラストシーンで納得。

とにかく誰にも共感は出来ない度71

 

『インスペクション ここで生きる』(2022)

ゲイであることで母親に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送ってきた青年のフレンチ。

どこにも居場所が見つからず、ここが自分の最後の道と信じて、彼は海兵隊に志願入隊。

しかしそこでも彼は、訓練初日から教官の過酷なしごきに遭った上、自身がゲイであることを周囲に知られた途端、激しい差別や憎悪にさらされる事態に。

当初は孤立し、疎外感に苦悩するフレンチだったが、彼の不屈の闘志が次第に周囲を変えていく…

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思ったより“過酷”感はなく、いやあるんだけど、想像を超えてこなかったし、いくつかのアクシデントも起きるけど案外サラーっとストーリーが進むのよね。

シャワールームであれはダメだわ。バレちゃダメとかじゃなくて、シャワールームでってのがダメだよね。あれは軍じゃなくても結構問題なりそう…

ラスト「僕は母さんとの関係を諦めない」ってのが1番堪えたわ。子供にこんな事言わせるなんて、母親の信仰心も理解できるけど、やっぱり最後は我が子…じゃないんだろうな。信仰深い人って。

その辺共感できんので、自分的にはあまり高評価に至らず。

あっさり過ぎやん?度58

『ゲネプロ★7』(2023)

若者に人気の7人組ユニット「劇団SEVEN」は、ハムレットやシーザーといったシェイクスピア作品の登場人物たちが、真の主役を奪い合う新作舞台「シェイクスピアレジェンズ」の準備に取り掛かる。

新メンバー・山井啓介の加入が間近に迫る中、カリスマ的存在のリーダー・蘇我が急死。

それ以降、稽古に身が入らず互いのミスを責め合うようになるなど、劇団の何かが狂い始める。

さらにある秘密が明らかになったことで、疑念や焦燥感に駆られた7人は迷走していく…

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久しぶりだね、この感覚。「ワタシハナニヲミセラレトンダ…」

オバチャンにはみんなの顔が同じに見える。

小さなLINEの画面でストーリーの鍵を写すのやめて。

たぶんワザとなんだけど、眩しすぎる光、やめて。

看板に向かって拳突き上げるの、ダサいからやめて。

真剣で切り合うシーン、虚構?現実?わからなすぎるし、答えでないからやめて。

女の影見え隠れするけど、何もハッキリしたことわかんないよ。くだらない事、全員疑うのやめて。

みんな一旦落ち着こ?何やってんのか見てる人わかんねぇよ?

ラストも何が起きた??え?結局どっち??なに??

意味わからんうちにエンドロールが始まった…

ダメだこりゃ度12

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)

伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、裏社会のおきてを破りながらも粛清の包囲網を生き延び、全てを支配する組織「主席連合」と決着をつけることを決意。

一方、組織内での勢力拡大をもくろむ高官グラモン侯爵は、裏社会の聖域だったニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破。

さらにジョンの旧友でもある盲目のケインを抱き込み、ジョン狩りを始めようとしていた…

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シリーズ第4作。

169分長っっっ!!

シリーズも4作、5作あたりになってくると日本舞台にしがち。

んで、真田広之渡辺謙あたりが出がち。

なぜか日本の電車の駅、ネオンピカピカしがち。

そしてもちろん相撲レスラーいがち。

まぁ、こんなドンパチやりまくる世界だから「日本」と言えどもマルチバース的なホントの日本ではないと思うことにした。

真田広之、親子の会話すら日本語と英語ごちゃ混ぜが気になるわ。

んで、大好きなコンシェルジュが…泣

最後の追悼文が出たから誰かと思ったらコンシェルジュやん!!!マジやったんか!!!悲しすぎるやん。

そろそろ終わりにしましょう度65

『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)

裏社会の聖域コンチネンタルホテルでの不殺のおきてを破ってしまった殺し屋のジョン・ウィックは、裏社会を束ねる組織の粛清の対象になる。

1,400万ドルの賞金を懸けられ、刺客たちと壮絶な死闘を繰り広げて満身創痍のジョンは、以前“血の誓印”を交わしたソフィアの協力を得ようとモロッコへ向かう…

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色んなものを失ったジョン・ウィックだけど、今回は聖域であったコンチネンタルからも狙われる対象に。

まぁ、相変わらず忙しいねジョンは。あんまり喋らないのは変わらないけど、やっぱりズタボロになって忙しく戦う。

スタイリッシュなアクションが好きなのはわかったけど、そういや私昔からジャッキー・チェンのアクションが好きだった。その感じがあるんだわー。

今回はコンチネンタルホテルも戦いの場に。コンシェルジュは相変わらずシュッとしててカッコイイわ。

裁定人はいけ好かない。寿司屋のハゲは無理に日本語使うな。なんで指詰める必要あったのか…。

相変わらず、ストーリーは結構むちゃくちゃやけど、アクションシーンだけでここまでもってる!

防弾機能高過ぎて首撃たんと死なん部隊ヤバすぎる。

最新防弾服売ってください度70

『セッション』(2014)

名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。

そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。

ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。

だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく…

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怖い先生役のJKシモンズがアカデミー助演男優賞を取ったらしい。

確かに「鬼気迫る」という言葉がピッタリな演技、主演ニーマン役のマイルズ・テラーも負けてない程の迫力。

ストーリーのなんとも陰鬱な感じと、ニーマンのドラムを叩く執念、フレッチャー先生の狂気的な指導、全てが息をするのを忘れて見てしまうような感じ。

めっちゃ疲れた度77

『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)

リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィックはイタリアンマフィアのサンティーノから新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。

さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり…

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前作はロシアンマフィア、今回はイタリアンマフィアに追われるジョン・ウィック

しかも数日の間に立て続け。妻を失い、愛犬を失い、愛車は奪われ、今回は家まで木っ端ミジンコ。まぁ、車は取り戻すけど、今回ボッコボコにしたのはジョン自身やけどね。

なんとも可哀想な星の元に生まれたというか、そういう人生だから仕方ないのか…ドンマイとしか言いようがないね。

ただ、今回も結局はひたすらドンパチ。続けて2作見るとちょっと胸焼けしてくるかな。

とりあえず、一旦休憩して別のん見たくなるよ。

ホテルのコンシェルジュが好き度73