暴力を振るう夫(ゲイリー)から逃れるべく、サンドラは子供2人と一緒に家を飛び出した。ひとまず安宿に身を寄せたサンドラだったが、新居を探そうにも、折からの住宅価格の高騰で手頃な物件はなく、公的機関からの支援も十分に受けられないという状況に陥った。
そこで彼女は自分の手で一から新居を建設することを決める。
インターネットでセルフビルドの設計図を探し出し、サンドラが清掃人として働いている家のペギーや、ホームセンターで偶然出会った建設業者エイドの協力を得て建設に取り掛かるが...
冒頭で出てくる「ブラック・ウィドウ」という母娘の間での暗号。ママがピンチに陥りそうな瞬間「ブラック・ウィドウ」と告げるとお姉ちゃんは即座に警察に助けを求める為に近くのお店に走ってく。
そのシーンだけでも胸が苦しくなる。
その後も自分勝手なDV夫にイライラしながらも書類上の不適性ばかり見ようとする行政にもイライラ。そもそも、嫁をボコボコに怪我させといて面会権があることにイライラ。
建設業者のオジサンも、雇い主の先生も、バイト先の同僚もその友達も、みんないい人すぎる!
ほぼ毎週末をボランティアで人に家立てるって...けど、私も頼まれたら行くかも...
この人の人生には不幸しかないのか?と思える程悪いことばかり。唯一の救いは娘2人、特に妹ちゃんの丸ぽちゃ具合が可愛すぎるわ。
胸が苦しなる度83