映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ザ・パージ 魔法少女狩り』(2021)

魔法が禁じられ、魔女狩りが合法化されたアメリカ。

メキシコとの国境近くに暮らす女子高校生クレアとその家族は一般市民だが、彼女の母マーサは魔女たちをかくまい、メキシコへの逃亡を手助けする活動を行なっていた。

もちろん魔法捜査局(BWI)に見つかれば重罪に問われてしまう。

そんなある日、クレアの家に彼女と同じ年頃の魔女フィオナとその妹シェイがやって来る。

だが程なく、姉妹を追うBWIの捜査官が現われて…

 

冒頭から??の連続。

まず初めのシーンで火あぶりにされるお母さん、娘たちに「Cross!!」「Cross!!!」(調べてようやく後からセリフわかった:十字架とかの意味)って叫びながら死ぬんだけど字幕では「南十字星」。誰かのレビューに「南十字星へ向かって」と書いてあって全く意味不。

南十字星って叫んで意味を汲めと?

魔女を見つけ出す方法もいくつか出てくるけど、何がどうなってたら魔女なのかほぼ分からずドキドキ感も何もなし。

捜査官の持ってる方位磁石的なのも何を示してんのか不明。

何度か出てくる骸骨の手みたいの、誰やねんお前。

一向に何も始まらず、終わらず、そして解決せず。ラストも「何やそれ」

タイトルに騙された度3

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』「2021」

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームの直後。

ミステリオの策略で正体を明かされてしまったピーター・パーカー/スパイダーマン

ミステリオ殺害の容疑をかけられたピーターは、ダメージ・コントロール局に拘束され、親友のネッド、恋人のMJ、そしてメイおばさんまでもが尋問を受けてしまう。

盲目の弁護士マット・マードックの尽力で不起訴となるものの、社会におけるスパイダーマンの評価は二分されてしまう。

そのあおりを受け、ピーターだけでなく無関係のMJとネッドが受験したMIT(マサチューセッツ工科大学)を不当な理由で不合格とされてしまった。

追い詰められたピーターは、かつて宇宙の命運をかけて共に戦ったスティーブン・ストレンジ/ドクター・ストレンジに助けを求めるが彼が提案したのは、全ての人々からピーターの正体を忘れさせる呪文の行使であった。

詠唱の途中でピーターが邪魔をしてしまったために呪文は失敗に終わり、ストレンジはピーターに対し、魔術ではなく直接MITに掛け合うよう薦めて失敗の後始末を始める...

 

MCU時系列順第25作にして公開順27作目。

久しぶりの映画館にて、やはり映画館の迫力、音響、没入感、サイコー。

そしていや、コレはスパイダーマンの集大成だろ!!

歴代のヴィランが登場ってのはあちこちでネタばれしてるからこの程度は良しとしよう。こいつら全然老けてなくね!?CGでも使ってんの!?ってくらい。

サラッと出てきた「盲目の弁護士マット・マードック」、デアデビルじゃん!

スパイダーセンス=ピーターむずむず(Peter Tingle)大活躍やし!

やたらとマルチバースって言葉がネットに飛び交いだしたのはそういう事な!

ドラえもんで言うところのもう1つの別の地球的な、もしもボックス的な考えやな!それにDr.ストレンジも簡単に「記憶を消すこと」なんて提案したらあかんやろ!

あんた、アベンジャーズの倫理観担当ちゃうの!?それはのちのち大事なるの分かるよ...

いや、しかしこれアレコレてんこ盛り過ぎるわ。もぅこれ以上のスパイダーマン作品出来ん気がする。最終回やわ~(勝手に)

映画っていいものですね度300

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

※下半分の感想部分には「アベンジャーズ/エンドゲーム」のネタばれ含みます!エンドゲームまだの方は絶対見ない方がいい!※

 

サノスとの最終決戦から8ヶ月後のミッドタウン高校では「指パッチン」から帰還した者たちが、その時の姿のままで登校を再開していた。

その内の1人ピーターは、学校が企画した二週間のヨーロッパ研修旅行に参加し、想いを寄せるMJに告白することを決意する。

夏休みを満喫したいピーターはフューリーからの電話を無視し、あえてスパイダーマン・スーツを持たずいち学生としてヴェネツィアへ向かった。

しかし、その旅行の最中、水で出来た巨大な人型の怪物が現れ市民やピーターたちに襲い掛かかる。そこへ空を飛び魔法のようなパワーを操る男が現れ怪物を制圧する。

その夜、フューリーから直接召集されたピーターは、人々からミステリオと呼ばれるようになったその男クエンティン・ベックと対面...

 

〈ここから下、ネタばれありの感想〉

MCU時系列順第24作。

ピーターに日常が戻ってきた…と思いきやまたまた大事件!って感じで始まるけどトニーと関わりのない人達には日常が戻ってもピーターやハッピー、トニーと関わりの深い人達にとってなかなか今まで通りにはいかない寂しさが込み上げる。

ピーターがトニーの飛行機でスーツの設計をするのをハッピーが横で感慨深い顔して眺めてるシーン。涙出るやろ!

今回は「親愛なる隣人」としての活躍は少なめなのがちょっと寂しい。それに「椅子の人」ネッドの活躍シーンも少なめ、これもちょっと寂しい。

アイアンマンの後継者と呼ばれる重責に悩まされるピーター、まだティーンエイジャーやで!そりゃしんどいって!可愛がってもらった尊敬するアイアンマン亡き後、世間からそんな期待押し付けられたら泣

キュートなピーターを追い詰めないで!!(お前誰やねん笑)

って事で、時系列的に次が現在公開中の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』!何とか駆け足で追いついたぜ!!

ジェイク・ギレンホール悪すぎ度99

 

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)

2018年、サノスによる“デシメーション”(指パッチン)で全宇宙の生命の半分が消し去られてから3週間。宇宙を漂流していたトニー・スタークとネビュラはキャプテン・マーベルの助けで地球に戻った。

それから5年後の2023年。

偶然にも“量子世界”から抜け出したスコット(アントマン)は、アベンジャーズ接触を図る。スコットは量子世界が既知の時間の概念を超越していることを伝え、量子力学を用いたタイムトラベルによる事態の打破を提案。

アベンジャーズたちはサノスが手に入れる前にストーンを回収すべく、3つのグループに分かれて過去に行きストーンを集める“タイム泥棒作戦”を立てる...

 

MCU時系列順第23作。

集大成、最高傑作出たね!

約3時間の長丁場だけど、全く長さを感じさせないスピード感。

冒頭のトニーとスティーブのやり取りだけで涙が込み上げる。

鬼気迫る演技かと思いきや、コミカルな部分も盛りだくさん。

アベンジャーズ、みんなお互い様ちゃんとした呼び名で呼ばんのな。「けむくじゃら(ソー)」「ウサギ(ロケット)」「おやゆび姫ちゃん」みんな、お互いディスり合うシーンが最高に好き。

今作は隠密作戦がメイン(およそ隠密行動には向いてないメンバーばっかだけど)でアクション少なめかもしれんけど、コミカルなシーンもその分多くて世界の終わりのわりにはそこまで悲壮感も漂ってなくて。

個人的にはいい具合のアクション量。

別れに泣き、再会に泣き、泣かせるために作られた1作かと思えるほど。

最高傑作かよ度200

 

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)

地球に向かうアスガルドの避難船(https://seachild.hatenablog.com/entry/2022/01/09/185627)をサノスが襲撃。かろうじてハルクは地球に逃れるもソーたちは壊滅、ロキが隠し持っていたスペース・ストーンが奪われる。パワー・ストーンと合わせ2つのインフィニティ・ストーンを入手したサノスは、ロキを殺し船を破壊すると残るストーンを求めて消え去る。

ニューヨークに墜落したブルース・バナー(ハルク)は、スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)にサノスの計画を伝え、トニー・スターク(アイアンマン)に協力を求める。

1度はばらばらになったアベンジャーズ達は地球だけでなく宇宙を守るためにサノスに立ち向かう...

 

MCU時系列順第22作。

いよいよ物語は佳境に入ってきていますって感じですね~

そんな大事な局面でさえも軽口たたくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーが大好き。なんだよ、ゆっくり動いて透明人間って!笑

グルートの言葉がわかるソーの意外な一面。アライグマのロケットを「ウサギ」と呼ぶソーが好き。スパイダーマン、ピーターの相変わらずのキュートさ。Dr.ストレンジの辛辣さ。

キャラクターもストーリーの深さも大好き。

初めて見た時はキャラの多さと地球や宇宙やあちこちで戦ってる「舞台」の多さに混乱して全然楽しくなかった。MCUを何度も見てる人の気持ちがよく分かる1作。

めっちゃ楽しい!ラストを知ってても今まで気づかなかった細かいセリフのやり取りの面白さとかに気づける!

これは是非もっかい頭から通して見たくなるわ~

噛めば噛むほど味が出るスルメ度120

『アントマン&ワスプ』(2018)

優秀な元システムエンジニアの泥棒だったスコット。窃盗から手を引き、2代目“アントマン”となったのも束の間、アベンジャーズの内乱において独断でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカに加担したことにより、ソコヴィア協定の廉で逮捕・投獄され、その後の司法取引に応じて政府からFBIの監視の下自宅で2年間の刑期を務めていた。
ピム父娘とは独断で行動して前述の過失を犯したため、絶縁状態となっていたが、刑期満了3日前のところで、ホープの母ジャネットと精神リンクしたことにより再びピム父娘からの頼みを受け、FBIから逃れつつジャネットを救い出す活動に協力することになる...

 

MCU時系列順第21作。

21作目として見たけど、次の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と同時期。時系列的にはインフィニティーウォーの傍らって感じかな。

前作でも思った事を思い出した!ホープの吹き替え、内田有紀が酷かったんだ~。相変わらずだわ。しかも今回は親友ルイスも大活躍=ブラマヨ小杉も台詞山盛り。前作ではさほど気にならなかったけど、今回のように大活躍すると小杉の吹き替えの酷さが目立つ。

アントマンはストーリーも重くなくてハードな部分もなく大好きなんだよ。カーチェイスで車おっきくしたりちっちゃくしたりするシーン大好き。

お母ちゃん役のミシェル・ファイファーは白髪でも女神かよってくらい綺麗。

今回はヴィランといってもホントに悪いやつはいなくてバーチも結局はチンピラの域を出てないし、エイヴァもホントに悪い人じゃない。なんか幸せな回。

ラスト、あ~そこに続くんか…度99

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)

ウルトロンとの戦い(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/09/12/215359)から2年。ソーはアベンジャーズを離れ「インフィニティ・ストーン」を探して宇宙を旅していたが、手がかりは見つからなかった。

その途中、ソーはアスガルドの滅亡「ラグナロク」を招くとされる炎の巨人スルトに囚われるも、からくも倒してアスガルドへと帰還する。

その後、異世界に封印されていた姉ヘラがソーとロキの前に現れ、ソーのハンマー・ムジョルニアを粉々に破壊。

危険を感じたロキは虹の橋ビフレストを開きソー共々アスガルドへ逃れようとするが、追って来たヘラに攻撃され2人ともビフレストの移動空間外へと吹き飛ばされてしまう...

 

MCU時系列順第20作。

...と書いてはみたものの、ブラックパンサーの方が時系列あとみたいやな...明確にソーがハルクに「ウルトロンは2年も前だぞ!」って言ってたOMG

それはそれとして、楽しめたから良しとしよう!

マイティ・ソーのシリーズではコレが1番好き!だってよくわからん言葉あまり出てこんし、全体的に明るいからね!

ソーは人間ぽくて、案外チャラけてて、ふざける割には作品自体は暗くなりがちだったのが今作はそれがない!

ハルクにけちょんけちょんにされたソーに対して「俺の気持ちがわかったかー!」のロキのセリフは大好き。前にやられたよねアナタ同じこと笑

冒頭で演劇(ほぼ寸劇)をやるシーンではソー役にヘムズワース兄弟の兄ちゃんルーク・ヘムズワース、ロキ役にマット・デイモン、なかなかの異世界キャスティング笑

全てが面白くなるように作り込まれた感じ。

ソーシリーズではダントツ1位度95