映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ブラックパンサー』(2018)

遥か昔、地球にヴィブラニウムと呼ばれる鉱石で出来た隕石が落ちてきた。部族間で戦争が起きたが、一人の戦士がヴィブラニウムによって超人的な力を持つ「ブラックパンサー」となり部族をまとめワカンダ国となった。

2018年、爆破テロ(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/10/16/225037)により父を亡くしたティ・チャラが新国王に即位する事に。

それからしばらくして、エリック・スティーブンズという男がクロウと結託してロンドンの博物館を襲撃した。ティ・チャラは友人ウカビに彼と因縁のあるクロウの逮捕を約束し、親衛隊長オコエ、幼なじみの恋人ナキアを連れ、裏取引が行われている韓国・釜山へと向かう...

 

MCU時系列順第19作。

なんと言っても主演の故・チャドウィック・ボーズマン、彼の元気な姿を目にするだけで胸が熱くなる。こういうの目にする度に、亡くなってからも何十年以上に渡って元気な姿が見れる映画とかって素晴らしいと思える。

んで、内容は?ストーリーがよく出来とる!誰目線で偉そうに言うとんねん!思われそうやけど、実際そうなんだもん。

ワカンダの反映とか、内乱、ヴィブラニウムの研究等々、全てが分かりやすく、つながったストーリー。

途中死にかけたチャラを向こうでお父ちゃんが「こちらにおいで」って呼んでるシーンはさすがに「オイおとん!呼ぶなよ!!そっち行ったら息子さん死ぬやつやん!」って突っ込んだけどね~

色々素晴らしい作品だけど、やはり吹替え...妹シュリの吹替えがももクロ百田夏菜子。下手じゃないのになんだろうな、周りのベテラン声優の中では浮きまくりのアニメ声。

アニメなら良かったと思う。米倉涼子のブラック・ウィドウに比べると格段に上手い。だけど、違うんだよな~。シュリから声が出てない感がスゴいの。冒頭の奴隷商人?の中にもヘッタクソなのが1人いてソイツ喋るだけで世界観が秒でガタガタに。

吹替えってキャスティングが難しいね度86

『スパイダーマン: ホームカミング』(2017)

ニューヨークでのアベンジャーズとチタウリの戦いの後、瓦礫撤去を任されていたエイドリアン・トゥームス(ダイアン・キートン)は、トニー・スタークと政府が設立したダメージコントロール局によって職を奪われてしまう。

行き詰まったトゥームスは政府に未提出だったチタウリの残骸を再利用してハイテク兵器を作り、密売することで利益を得ようと思いつく。

それから8年後、クイーンズに住む高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)はアベンジャーズの内乱の際にトニーに見出され、大きな活動領域こそ認められなかったが、トニーよって開発されたスーツを貰う。

片思い相手であるリズも所属する部活動参加を疎かにする一方で、ピーターは「親愛なる隣人」スパイダーマンとして、街の犯罪行為を阻止するための活動に勤しんでいた...

 

MCU時系列順第18作。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の映画鑑賞チケットが当たった~ってことで久しぶりにMCU時系列視聴に戻ってきた!

MCU作品でトム・ホランドスパイダーマンが1番好きだわ!

ネタバレ王のトム・ホランド、ピーター・パーカーの役は当て書きちゃうかと思うほどピッタリハマりすぎ。キュート過ぎるわ、うちの子にしたい笑

ヴィランもいいよね~、昔DCコミック作品バットマンで名を馳せたマイケル・キートンがMARVELコミック作品では背中に翼ロボしょって悪の大将演じるって、何か因縁めいたものを感じずにはいられない!

アベンジャーズのケンカ(シビルウォー)後の話だけど、コレは単品で見ても十分楽しめる!

みんな1回は大爆発&耳キーンなるんやね~、これヒーローあるあるかな!?

見たらわかる最後の最後、紙袋の贈り物「粋」過ぎるやろ!

全部が「過ぎる!」度500

『悪魔がみている』(2020)

元兵士のトマスは、ある日仕事先の建設現場で怪我を負い、ロンドンの病院に収容される。
彼の現状を知った修道女のクレアはトマスにある家で療養するよう勧める。
古びた家には老いた母親とその世話をする娘のマグダが住んでいたが、母親は病弱で屋根裏部屋から外に出ることがないようだった。
徐々に生活にも慣れ、ミステリアスな魅力のマグダに惹かれていくトマスだったが、屋根裏部屋から聞こえる不穏な音や奇妙な生き物の死骸などただならぬ気配を感じ始める...

 

WOWOWラテ欄には「次々と怪奇現象が...」なんて書いてあったから見たんだけどね...

「次々」というわりにはスローペース、何かが起きても次までまたしばらく休憩、んでその間も特に何が解明するわけでもなく、真実に近づくわけでもない。

前半40分くらいに思った「コレは何を見せられとんだ...そして誰が見とんねん」

トイレの詰まり直す過程でトイレから得体の知れないクリーチャー出てきて触る!?いや、無理無理無理無理!!クリーチャーってだけで無理なのにトイレだよ!?便器だよ!?いや無理でしょ~

最後までほとんどなんの説明もなく淡々とそして恐々とストーリーが進む、奇妙なホラー...

なんやコレ度45

『プラットフォーム』(2019)

ある日、ゴレンは目が覚めると、部屋の真ん中に穴があいた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の中にいた。

訳が分からないゴレンは、同じ階にいた老人トリマガシからここでの驚くべきルールを聞かされる。

この建物は縦に長いタワー型の刑務所で、ここに入所する者たちは、定期的にランダムで自分のいる階層が変更されるという。

すると、上の階層からその穴に食物が巨大な台座に乗って運ばれてくるが、それは残飯同然のものだった。

上の階層から順番に食料が運送され、食料は上の階層の者からどんどん食べられ、“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗せられて下の階層に運ばれるので、下に行けば行くほど食料は減少するのだった...

 

なんとも摩訶不思議な不条理スリラーと呼ばれるジャンルかな?

設定はとても面白い。

上の階なら食べるものに困らないけど下へ行くほど飢えと戦い、時には同部屋の相手を殺すことも。しかも1ヶ月ごとにランダムで部屋替えが行われる。

2度目になるが設定はとても面白い。

ただ、後半は特に全体が暗いこと、赤いランプのシーンが多いことでとても見ずらい、何やってんのかよくわかんない。

どこにゴールを持ってくのかとても興味深く最後まで見たんだけどね...

うん、「ゴニョゴニョゴニョ...」って感じで逃げたかな笑

最後にもっかい言うとく、設定はとても面白い。

全体的に汚い度60

『ザ・スイッチ』(2020)

バーニー・ギャリス(ヴィンス・ヴォーン)は凶暴な殺人鬼であり、「ブリスフィールド・ブッチャー」の通り名で恐れられていた。

そんなある日、バーニーが女子高校生(ミリー)を襲撃したところ、凶器に秘められていた魔力が突然解放され、2人の中身が入れ替わってしまった。

ミリーは自分が50代の男性の肉体、しかも、指名手配中の殺人鬼の肉体と入れ替わったのを知り慌てふためいたが、バーニーの方は「これで警察に追われることなく殺しができる。こいつのクラスメートで死体の山を築いてやる」と大喜びしていた。

しばらくして、ミリーはバーニーから肉体を取り戻すべく友人(ナイラとジョシュ)の協力を取り付けたが、彼女に残された時間は24時間も残されてはいなかった...

 

魂スイッチもん。ネタ自体はよくある感じやけど、女子高生と中年殺人鬼という体格も年齢も何もかも違う2人のスイッチって事で、前半はコメディ要素強め。

入れ替わる前からバーニーの殺し方はなかなか斬新!

ワインボトル口から押し込んでグシャ!

テニスラケット頭にブシュ!

入れ替わってからも...

でっかい丸ノコで体サパーッ!

もちろん定番の鉤爪ブシッ!もあり〼

ホラー要素は...ほぼ無しだけど、追いかけられたりするシーンは緊迫感はあるかな~

友達も案外信じるのね、中年オヤジの中身が親友だって笑

ヴィンス・ヴォーンが中身女子高生をやってるのがいいね~。デカいオッサンがキャーキャー言うの、ヴィンス・ヴォーンかなりの点数高め。

サクッとサスペンスコメディ度86

『チア・アップ!』(2019)

末期ガンを宣告され、高齢者向けのコミュニティに引っ越してきたマーサ(ダイアン・キートン)は、おせっかい焼きのシェリル(ジャッキー・ウィーヴァー)の歓迎を受けた。

マーサが「昔、チアリーダーを目指していたことがある」とこぼしたところ、シェリルに「今からでも遅くない」と焚き付けられ、近所のお婆ちゃんたちを集めてチアリーディング・クラブを結成することになる。

集まったのはチア未経験どころか、身体機能の衰えた平均年齢72歳の8人だった。彼女たちは周囲に嘲笑されながらも、励まし合いながら特訓に励む。

やがて、彼女たちは地元のチアリーディングの大会に出場することを決意する...

 

ベタなサクセス(?)ストーリーもの。

ただ、設定が斬新!バアさん達のチアリーディング!

過保護な息子を持つバアさん、ヨガファイターバアさん、夫に「死ぬまで待て」とチアを反対されたバアさん等々...キャラ付けも楽しい。

ダイアン・キートンの病人役(極力病気は隠す役だけど)はなんとも儚げでそれでいて力強さもあって、こんなバアさんになりたいと思ってしまった。

戻るより行く方が近い年齢になってきた今日この頃、バアさん達がハッスル(死語か笑)する映画を見ると憧れを感じる。

若い子2人も一生懸命で可愛い、年寄りの中のアクセントでなおよし!

ちょいちょい涙が込み上げる度95

『ズーム/見えない参加者』(2021)

新型コロナウイルスでロックダウン中のイギリス。

6人の友人グループはロッ クダウン中も週に1度はZoomを介して定期的に集まろうと約束を交わす。

ある時、グループの1人、ヘイリーが霊媒師をゲストに招き、みんなで「Zoom交霊会」をしようと提案する。

メンバーはヘイリーの新しい提案にのり、いつもの飲み会のノリで和気あいあいと交霊の儀式を始める。

部屋の照明を落とし、ろうそくを用意して、霊媒師の先導で進行していたが、そのうちそれぞれの部屋で異変が起こり出す。1人が肩に誰か触れたと言い、また1人は何かがいたと言い出す。

霊媒師は除霊を試みたが効果はなく、不気味な現象は次第にエスカレートしていく...

 

みんな色々やるよね~コロナ禍Zoom遊び。

なんとも軽く見れる作品だな。見えない恐怖、音とか気配だけの方が怖いな~

なんか宙吊りにされたり、壁に頭ぶつけられるとかなってくるとちょっと冷静さをとりもどして「シラーっと」見てしまう。

終始ZoomのPC画面だけで進むから何が起きてるかもイマイチ分かりにくい。当事者だけがギャーギャー言うてる感じ。

60分ちょっとと短いのは良い(コレで2時間やられたら地獄)

邦画「真・鮫島事件」(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/11/23/152255)を思い出したけど、今回の方がライトで好きかも。

軽く怖がりたい人にはオススメです。

早く日常が戻って欲しいと願ってしまった度60