スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。
しかし、娘の父親はわが子の無実を信じて疑わなかった。
娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく…
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なんとも重苦しく、モヤモヤする作品だ。
確かに万引きはしてた。けど、事務所で何があったのかは映されてない。何があったのか、何も無かったのか、見る人が信じるキャストによって心境が変わる。
このストーリー自体も、個々に自分の信じる・見たいものだけを見てる事で展開されるから、俯瞰で見てる私は誰にも感情移入出来ずにモヤモヤし続ける。
ただ、演技はそれぞれ素晴らしい。父親・古田新太さんは言うまでもなく、店長・松坂桃李は“桃李感”が全くなくいい意味でパッとしない店長を好演。お節介自己満オバサン寺島しのぶもウザイけどゴリゴリ感がいい。
誰が悪かった?って言われると娘ただ1人なんだけどね…親の立場ならそう簡単にはいかないよね。
モヤモヤモヤモヤ度46