映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『アリス&ピーター・パン はじまりの物語』(2020)

ロンドン郊外。

夫妻のジャックとローズには3人の子ども、兄デヴィッド、弟ピーター、妹アリスがいた。

一流校に進学が決まったデヴィッドだが、突然の事故で命を落としてしまう。

ジャックとローズは深く悲しむが、ピーターとアリスはなんとか両親を励まそうとする。

ギャンブルに戻ってしまった父親の為に借金を何とかしようとロンドンの街に出て、母親を喜ばせるために叔母の元でレディになろうとしたり...

 

不思議の国のアリスとピーターパンのネタをふんだんに盛り込んだ作品。この2作品が大好きで死ぬほど見た私、このタイトルに惹かれないわけが無い。

コレはその2作をよく知ってないと全く「は?なに言ってんの?」って事になりそう。

「カラスと書き物机の謎掛け」「マッドハッター」「首をはねておしまい!」「ワニの飾り」「ロストボーイズ」等々...知らなきゃ「は?」になるが知ってたら「おっ!?」ってなる。

アンジェリーナ・ジョリーがお母さんなんだけど、正直ちょっと魔女っぽさを感じてマレフィセントを思い起こさせる。

ストーリーは重くて、少なくともココに羅列したネタを見てわからなかった人にはあまりオススメ出来ない。

ある種「オタク向け」作品度78

『ヘアスプレー』(2007)

1962年、黒人差別の風潮がいまだ色濃く残るアメリカ合衆国ボルチモアに住むトレイシー(ニッキー・ブロンスキー)は、ダンスとおしゃれが大好きなビッグサイズの女の子。

夢はティーンに人気なダンステレビ番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演して憧れの人気ダンサー、リンク(ザック・エフロン)と踊るという、体形など気にしない天真爛漫ぶり。

ある日、番組のメンバーの無期休暇による新メンバーのオーディションを聞いたトレイシーは一生のチャンスと思い、受けさせてほしいと両親にお願いする。母親のエドナ(ジョン・トラボルタ)は、体型のことを言われてトレイシーが傷つくのではないかと心配して反対する。しかし父親のウィルバー(クリストファー・ウォーケン)から「ビッグなのだからビッグになれ」と激励され、オーディションに挑戦する。

結果は、番組のプロデューサーのヴェルマ(ミシェル・ファイファー)から、太っているとの理由で一方的に落とされてしまうが...

 

明るく楽しく差別を描いたミュージカル映画

これこれ、自分の好きなミュージカルはこれなんよ!クライマックスは勝手に体が動いてる。

そしてママがトラボルタ!!!特殊メイクで太っちょママ役。ガッツリ包まれてるのに溢れ出るトラボルタ感!どの角度取ってもトラボルタ!横から見ても斜めから見てもトラボルタ!見た瞬間からトラボルタ!

クイーン・ラティファのラストソングは圧巻!さすがとしか言いようがない!!

ミシェル・ファイファーの悪女ぶりは最高!

歌わんのかい!と思ってた親友のロリポップ、ペニー、めちゃくちゃファンキーな声やん!惚れるわ!!

シーウィード&アイネス兄妹の歌もダンスもパワーがあって良すぎる!

人種差別、性差別、体型差別、テーマはめちゃくちゃ重いのにとても明るい楽しい作品!

ただ、トラボルタの歌が他のメンバーに比べるとあまりに残念。その点だけマイナスOMG

トラボル度99

 

『オペラ座の怪人』(2004)

グランド・オペラ『ハンニバル』のリハーサル中、オペラ座のオーナーが退職を決心し、オペラ座は芸術関連に全く経験のないリチャード・フェルマンとギルズ・アンドレが引き継いで買収したことを発表する。

座付きソプラノ歌手のカルロッタ・ジュディチェリが新たなマネージャーたちのために歌い始めると、突然背景が崩れ落ち、カルロッタが下敷きになってしまった。

人々が劇場下の地下墓地に住むと噂される「オペラ・ゴースト」の仕業だと口々に語る中、カルロッタが腹を立ててその場を去ってしまう。

困り果てたマネージャ―達にダンサーのクリスティーヌ・ダーエがカルロッタの代役を務めさせることを提案する。

マネージャーたちは半信半疑でうなずいて見せたが、クリスティーヌが実際に歌ってみせると驚くほどの出来にマネージャーたちは納得させられるが、その後から奇っ怪な事が続き...

 

一言で言うと好きではない!

そして途中15分くらい寝てた!!

多くの場合、寝てしまっても戻してまた見るんだけど、今作はその気も起きず...

なので、偉そうに多くは語るまい!!すまん!

ただ、主役クリスティーヌの歌は上手いけど、明らかに舞台で届くような声量ではなく、か細い声。「音楽の天使」であるはずのオペラ座の怪人の歌も、上手いけど練習不足??色んなレビューでも「息切れ」を指摘されるほど。

舞台や衣装は素晴らしいけど、自分の中でのミュージカル映画とは違ってて「オペラ映画」だった。

うん、オペラ好きじゃないわ度※※(途中寝たりしたので偉そうに点数はつけない!)

『STUBER/ストゥーバー』(2019)

ロサンゼルス市警の刑事ヴィック(デイヴ・バウティスタ)は相棒の女性刑事を射殺され、その犯人である麻薬密売組織のテジョの逮捕を目指す。

半年後、視力が落ちたヴィックは目の手術を受け、一時的に視力が弱まるが、テジョが新たな麻薬の取引をしようとしていると知り、テジョの追跡を開始。

一方、ストゥー(クメイル・ナンジアニ)はUberの運転手として生計を立てていたが、知り合いからも「ストゥーバー」とからかわれうだつの上がらない日々を過ごしていた。

ヴィックは視力が弱まったために自動車を運転できず、“ウーバー”の運転手ストゥーを相棒とし、彼の車を自分の足代わりとしてテジョを追い詰めようとするが...

 

超ベタなバディもの。

偶然の出会いからの相棒としての絆確立。ベタすぎて安心して見れる感じかな。

今んとこ、この手のアクションコメディではバティスタかドゥエイン・ジョンソンが自分の中で二大巨頭。

レーシック手術にウーバーといういかにも現代的なシチュエーション、ただのタクシーでは無いところが一昔前と違うのな。時代の流れをこんなとこでも感じる。

ま、正直たいした感想はなし!!とにかくベタの安心感。以上!!!

ベタベタ度70

『マイ・フェア・レディ』(1964)

言語学が専門のヒギンズ教授はひょんなことから、下町生まれの粗野で下品な言葉遣いの花売り娘イライザ(オードリー・ヘプバーン)をレディに仕立て上げるかどうかをめぐってピカリング大佐と賭けをすることになる。

昼夜問わず発音の訓練などを続けるがイライザの言葉遣いはまったく変わる様子がない。

しかしそんなある日、日々の練習が実ってイライザの英語が向上。

ヒギンズは実験として、彼女を競馬場に連れていき社交界に紹介しようと計画。しかし、正しく発音することはできても、上流階級のマナーを知らない彼女は恥をかいてしまい、悲嘆にくれ...

 

どんなによごれたカッコで汚い言葉遣いをしてもやはり「妖精」ヘプバーン。演技もセリフもなにしてもキュート。コミカルな演技も、凛としたドレス姿も全てがキュート。

練習のために競馬場へ行く準備のドレス姿にはホントに「息を飲む」という感覚。何故か美しさに涙が出そうになった。心が揺さぶられるってこういうことかも。

競馬場で一目惚れして追っかけてきた男子のワンシーン「食事中なので中でお待ちください」「いえ結構です、彼女の街を楽しみます」やで。外で待ちます、の言い回しが最高やん。

飲んだくれのお父ちゃんのシーンも何故かキュートなんだよな~。運がよけりゃ働かなくてもいい的なクズオヤジなのにね。

170分超えるかなりの長尺作品。ヘプバーンを見るには長すぎない時間。

とにかくヘプバーンを楽しみ、歌を楽しめる作品(歌はやはり吹替え問題があったらしいが...)。

オードリー・ヘプバーン度120

『ウエスト・サイド物語』(1961)

ポーランドアメリカ人少年で構成されているジェット団は、最近になって力をつけてきたプエルトリコアメリカ人のシャーク団と、地元の唯一の広場である運動場の占有権を巡って敵対関係にあった。

ある日中立地帯で行なわれたダンスパーティーに参加したジェット団リーダーを親友にもつトニーは、初めてのダンスパーティーに期待で胸を弾ませていたマリアと出会い、2人は一瞬で恋に落ちる。

しかし、マリアはシャーク団リーダーのベルナルドの妹だったため、トニーはベルナルドの怒りを買ってしまう...

 

現代(?)版ロミオとジュリエット

有名作品なのに実は見た事なくて今回初視聴。

まぁ、これだけ娯楽に溢れた現代でミュージカル映画はストーリーを楽しむと言うより歌と踊りを楽しむって感じなのかな~

カラフルな衣装に、ダンスシーン、素晴らしい楽曲(コレは後に吹替えした役者と揉めたりしたらしいけどね...)

見ててとても楽しい作品。

けど、対立の原因が空き地の取り合いって...ジャイアンが他校生とよくやってるやつやん。野球する年でもなさそうやし仲良く使えばいいやん~。

ストーリーも単純で「え!?そんなことで!?」みたいなとこもあり。ま、それは半世紀以上も昔の作品って事で気にせず見れたかな。

シャーク団リーダーがマイケル富岡に見えるのが終始気になった度70

『コンゴ』(1995)

ダイヤモンドを利用したレーザー光線でレーザー産業の独占を目論むアメリカの通信大手トラヴィコム社が中央アフリカコンゴに眠る未開拓のダイヤモンド鉱床を調査するために派遣したチャールズ・トラヴィス(ブルース・キャンベル)率いる調査隊が消息を絶ち、リモート映像には調査隊員らの遺体と灰色の類人猿らしき生物の映像が残されていた。

トラヴィコム社の社長でチャールズの父親トラヴィスは、社の企画顧問でチャールズの婚約者カレンを手話を話せるゴリラを現地に返すためコンゴに向かおうとしている、霊長類学者ピーター(ディラン・ウォルシュ)の一行に身分を隠して同行させる。

彼らは政情不安定な現地でゲリラの攻撃や大自然の脅威に直面しながらも、ついに鉱床のある場所にたどり着く...

 

今秒で死んだの、死霊のはらわたの人ちゃう!?ゴリラと話してる先生、ドラマNIP/TUCKのマクナマラ先生やん!!コレが最初の感想。

手話の出来るゴリラを故郷に返そう計画と、ダイヤモンド見つけよう計画の同時進行。

20年以上昔の作品だけどゴリラの造形はなかなかのもの。2016年アサイラムの「ZOOMBIE ズーンビ」とは予算の違いを感じた!

登場人物ほとんどみんないい人で、意地悪なシーンがほとんど無いのがいい。よくあるジャングル探検だけど緊張感もあり。

終盤、チート過ぎる武器はちょっと引いたけど昔ながらのわかりやすいストーリーにキレイな終わり。スッキリ!

なんだか知ってる顔が多くて安心度81