言語学が専門のヒギンズ教授はひょんなことから、下町生まれの粗野で下品な言葉遣いの花売り娘イライザ(オードリー・ヘプバーン)をレディに仕立て上げるかどうかをめぐってピカリング大佐と賭けをすることになる。
昼夜問わず発音の訓練などを続けるがイライザの言葉遣いはまったく変わる様子がない。
しかしそんなある日、日々の練習が実ってイライザの英語が向上。
ヒギンズは実験として、彼女を競馬場に連れていき社交界に紹介しようと計画。しかし、正しく発音することはできても、上流階級のマナーを知らない彼女は恥をかいてしまい、悲嘆にくれ...
どんなによごれたカッコで汚い言葉遣いをしてもやはり「妖精」ヘプバーン。演技もセリフもなにしてもキュート。コミカルな演技も、凛としたドレス姿も全てがキュート。
練習のために競馬場へ行く準備のドレス姿にはホントに「息を飲む」という感覚。何故か美しさに涙が出そうになった。心が揺さぶられるってこういうことかも。
競馬場で一目惚れして追っかけてきた男子のワンシーン「食事中なので中でお待ちください」「いえ結構です、彼女の街を楽しみます」やで。外で待ちます、の言い回しが最高やん。
飲んだくれのお父ちゃんのシーンも何故かキュートなんだよな~。運がよけりゃ働かなくてもいい的なクズオヤジなのにね。
170分超えるかなりの長尺作品。ヘプバーンを見るには長すぎない時間。
とにかくヘプバーンを楽しみ、歌を楽しめる作品(歌はやはり吹替え問題があったらしいが...)。
オードリー・ヘプバーン度120