富豪の天才科学者エイドリアンに束縛される生活を送るセシリアは、ある夜、計画的に脱出を図る。彼の家から逃げだしたセシリアは有人の家に住まわせてもらうが、恐怖から外に出ることも出来なくなっていた。
しかしながら、時間とともに少しづつ回復していた彼女の元に手紙が届く。悲しみに暮れるエイドリアンは手首を切って自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残したという。
やがて彼女の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、命まで脅かされるように。
見えない何かに襲われていることを証明しようとするセシリアだったが...
H・G・ウェルズが1897年に発表した小説『透明人間』を原作とし、1933年に公開された映画『透明人間』を現代風にリブートした作品。
実際に透明人間が見えるまでが怖いな。「透明人間」というタイトルで、何も無いところをじっと写し続けるカメラワークの怖さ。BGMも無く、無音の何も無いはずの空間を撮るカメラ。何か出るかと息をのみ、目を凝らし、耳をそばだててしまう。
だがしかし!基本がストーカーなので、目視できてからはなんとも人間臭いと言うのが正直な感想。
目視できちゃった見えないはずの透明人間よりも、追い詰められてく目の前のセシリアの方がだんだん怖くなってく。不思議な感覚、ラストも.......うん、持ってったな!
現代科学を用いればあの、光学迷彩スーツみたいなのホントに出来そうだ!なんとなし、初めから「そんな感じのやつやろ?」というのはわかってた。
見えない恐怖度76