映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『スカイライン -征服-』(2010)

親友テリーの誕生日パーティに参加するためロサンゼルスに来ていたジャロッドとエレイン。

パーティの会場である高層マンションのペントハウスで楽しい一夜を明かす一同であったが、早朝に仲間の一人レイが青白い光の中に吸い込まれるという異常事態に出くわす。

ジャロッドも光に吸い込まれかけるがエレインのお陰で窮地を脱する。

空が明るくなると窓の外には、巨大な未確認飛行物体が大量に飛来し、地上から人間を次々と吸い上げていく光景が広がっていた。

ジャロッドらはマンションの中で状況を把握しようとするが...

 

侵略者の造詣は既視感たっぷりだけど、これはもぅ「出きった」感じもあるので既視感は仕方ないとしよう。作り自体はとてもいいVFX、A級と言ってもいいくらい。

だけど、ストーリーはギリB級かな~

前半は人間関係をグズグズさせてみたり(本編には関係なさそう?)、エイリアン襲来後もしばらくはマンションで見てるだけなので地味。町が静かだって、そんなわけ無くね!?町ごと人さらった訳ではないし、そんなにシーンとしないよ。むしろ逃げ出す人多くてごちゃごちゃになるやろ。

「くたばれバケモノ」おじさん、好きな役者さん(デイヴィッド・ザヤス)だったんだけどな~

なんで人間をさらってくのか理由はハッキリするんだけど、ラストに一言言いたい!「ちょ、おま、よくそれわかったな!」

続編ありきのラストですね、なのに続編はまさかの7年後!忘れるやろ...

イッキ見推奨度62

『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』(2004)

ドイツ国境近くにあるモンタヌス派教会の修道院

その禁断の第13号室の壁にクギを打ち付けたところ、そこから血が流れ出てきた。

現場に赴いたニーマンス警視(ジャン・レノ)率いる捜査班が壁をスキャンしたところ、中に死体が埋め込まれていることが判明する。

一方、若い刑事レダ(ブノワ・マジメル)は麻薬犯罪を捜査中、イエス・キリストそっくりの格好をして心身の衰弱した男に出くわした。不可解なうわごとを口走るその「イエス」は入院するが、僧衣に身を包んだ何者かに命を狙われる。

レダは追跡するが、超人的な体力を持つその謎の暗殺者に逃げ切られてしまう。そして、ニーマンスも壁に埋められた男フィリップの人脈から「イエス」にたどりつく...

 

(https://seachild.hatenablog.com/entry/2022/05/05/224633)続編、バディチェンジで新ストーリー。

なんだけど、なんとなく既視感。美人女子の助手的な人、手の指無くなる、「またかよ」と思わせるシーンはワザとか?

今回はキリスト教にまつわる話で、今回も面白くなりそうな要素満載。最後の晩餐に似せた写真、長く続く坑道、ターミネーターばりの超人フードマン、政府関係者っぽいのも出てきて「権力を持った巨悪」みたいな空気、諸々いっぱい詰め込んでるのは前作と同じ。

ただ、残念なことに前作同様要素は満載なのにどれも未回収で尻すぼみ。クライマックスのインディージョーンズ的流れも嫌いじゃないけど、結果なんだったの?って感じ。

アンフェタミン、チート過ぎて草度68

『クリムゾン・リバー』(2000)

フランス・アルプスの大学街ゲルノンで裸の死体が胎児のような格好で発見された。

この奇妙な事件の捜査に派遣されたのは、元特殊捜査部隊のニーマンス刑事(ジャン・レノ)。

同じ頃、フランスの田舎町ザルザックでは、子供の墓が荒らされという事件が多発。捜査にはマックス警部補(ヴァンサン・カッセル)があたっていた。

そしてこのふたつの事件を繋ぐ驚愕の事実が浮かび上がり、二人は雪深いアルプス山脈へと向かうことに…

 

めっちゃ色んな要素満載。

グロい猟奇殺人に、墓荒らし、悪魔にシスター、怪しい大学に遺伝病、眼球に氷河に酸性雨...

めっちゃ興味をそそる要素がてんこ盛りのわりには、どれもそんなに大事にはならない。なんというかハリウッド映画にはない湿っぽさ?

ヴァンサン・カッセルの喧嘩っ早さはちょっと人格障害の域。かと思ったらジャン・レノを諌める役割を担ったり...お前、一番にキレるタイプちゃうん?

墓荒らしした意味もわからん。なぜ写真持ってかん?ラストのオチもなんだろな~、ちょっとゆっくり説明して欲しい事がたくさんあんだけど、無理やり終わりを見せられた...

理解が追いつかん度63

『コンティニュー』(2020)

元デルタフォース特殊部隊員のロイは、毎朝、目覚めた瞬間に謎の殺し屋に襲われ、殺される日を繰り返していた。

銃で撃たれ、爆弾で吹き飛ばされ、刃物で刺され、何度殺されても生き返るロイは、生と死のループを繰り返し、同じ1日を無限に生きていた。

死のループから抜け出すために何度もトライ&エラーを重ねる中、科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画の手掛かりをつかむ。

真実を暴き、追われる身となった元妻を救うため、自ら殺し屋集団のもとに出向いたロイは、計画の責任者である軍属科学者ヴェンター大佐の居場所を突き止めていこうとするが...

 

主演は「キャプテン・アメリカ」でS.H.I.E.L.D.ストライクチームのリーダーでもあったフランク・グリロ。いかにも「元傭兵」

奥様で研究者役にナオミ・ワッツ、悪の親玉はなんとメル・ギブソン

なんと豪華なメンツを使ってるわりにはなんとも退屈な作品。前半、ただひたすらに繰り返される同じ1日。たいそうな研究をしてる風やけど、研究者は1人(マジで1人でやってんの!?)、ボスのデスクにケツ乗せる警備員的な大男(ボスとの力関係どうなっとん!?偉そやな)、終始難しい事言ってる風のボス・ギブソン(何言ってんのかわかんないよ)、ラスボス的なソード女子(私は観音、このセリフの意味もわからん)

レトロゲーム好きの息子とストリートファイターをプレイするシーン。親子で口揃えて「アローゲン」って叫ぶの何言うとんか思ったらゲームモニターの音は「波動拳!」、空耳が過ぎる!!ほんまはそんなに好きちゃうやろ!!

と、気になるとこ多め。

ラストも...ウムム度50

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)

ジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は束縛から解放され、街にはびこる悪党が敵意を持つほど暴れまくっていた。

大物ジョーカーの権威が無くなったカノジョはあちこちから狙われるが、そんな中で謎のダイヤを盗んだスリの少女をめぐって、裏世界を支配するサイコパス、ブラックマスク(ユアン・マクレガー)と対決することになった彼女。

ダイヤを取り戻すよう命じられた彼女だが...

 

うん、特に中身のない頭空っぽで見れる作品。

マーゴット・ロビーがとにかくめちゃくちゃでぶっ飛んだハーレイ・クインにピッタリ!

これは適役!適役すぎて作品への期待が大きすぎた!

アクションは派手だけどなんとなくリアルじゃない(これはワザとそんな感じなのかもしれんが...)、かと言ってキングスマンのようなスタイリッシュな感じも弱く...

まぁ、全体的にスッキリまとめて、悪い人がわかりやすく、ちゃんと終わる。めちゃくちゃいい作品って訳でも、クソ映画ってほどでも無い。

「平均点」度70

続いて二服...

「二服」って言葉あるのか?と思って調べるところから始まってしまった。

      ↓

一服(いっぷく)とは、「お茶やタバコなどをのんで休憩すること」を意味します。

「服」とは、薬の包み、茶やコーヒーを飲む回数を数える言葉になり、お茶やコーヒーを一杯飲むことは「一服」、二杯飲むことは「二服(ふく)」となります。

 

ということで二服目はシャイニングに続いて『ドクター・スリープ』

これも何度か見てるけど、シャイニング程は見てない。なぜか?

あまり「得体の知れない恐怖」という部分がなくなってしまったから。変なオカルトちっくなストーリーだから。

ただ、冒頭ダニーの幼少期のシーン、ママが駆け寄ってきて「おお、ダニー!心配したわよ」みたいなセリフ、シャイニングのママと言い方とかそっくり過ぎてビビった。

今度はこの作品の原作を読んでみよう~

ちょっと一服...

一服するのタバコではなくスタンリー・キューブリック監督作品『シャイニング』

最近、原作を読むようになってようやく映画の理解が追いついてきた。

確かに映画は言葉足らず、説明不足は否めないな。原作はもっとあの狂気に行き着くまでのプロセスというか、そういうのも細かく描写されてて。

初めてこれを見た時は、正直「意味わからんくて面白くない」だった。なのに、なぜか惹かれて「もう一度見てみよう」から「原作も読んでみよう」になり、今や見るものが無くなった時の「一服」になってしまった。

 

細かいことは知らん!恐怖とか映像美の素晴らしい作品。