ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリスは、週末に恋人の白人女性ローズの実家に招かれる。
歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。
翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り…
吹替版で2度目の視聴。先日見た『NOPE/ノープ』のジョーダン・ピール初監督作品。
これを監督デビュー作にしちゃったらあとが厳しいのは想像に容易い。これを超える作品はなかなか出てこない。
ジョーダン・ピールにはどうしてもコレを期待してしまう自分がいる。
このえも言われぬ恐怖感、冒頭は『ゲス・フー』を思い出させる異人種カップルの初実家で軽いノリ。ストーリー前半はほとんど何か特別怖いことがある訳ではなく、気持ち悪い雰囲気、何かわからない、理解できないものへの恐怖。
後半からようやく本題にはいり、目に見える恐怖に変わるんだけど、そのゾワゾワ感たるや。
たぶん、ノープと同じく差別主義に対する何かを表現して~とかあるんだろうけど、難しい事は考えずに作品の空気感だけで楽しめる。
是非見とけ度86