アイルランドの小さな町に住むパトリック(
キリアン・マーフィー)は、生まれてすぐに教会の前に置き去りにされ、養子に出されたという過去があった。
そんな境遇と、子供の頃からお化粧やキラキラした衣裳が好きな性格のため、周りから奇異の目で見られていたが、パトリックはお構いなしで毎日を過ごしていた。
自身を“キトゥン”と名付け、夢想家で女装癖のある青年に成長した彼は、偏見が強く居心地の悪い生まれ故郷の町を去り、母親を捜す旅に出る...
なんだろうな、あまり深みのない感じなのにテンポがいいから＆主演キリアン・マーフィーの熱演で惹き込まれる作品。
キャストインタビューでキリアンが「変な夢を見ているような映画」と言ったらしいが、その表現がピッタリ。
どこか現実味がないキトゥン、すぐに誰にでもついてくし、銃を捨てるシーンも、取調べのシーンも、なぜこの子だけこんな夢の世界にいるの？周りが振り回されて疲れて諦めるって嘘くさくない！？とも思いながら...
かたや実際にあったIRAのテログループのストーリーを持ってきてやたら現実感を出してきて、夢と現実がごちゃ混ぜになった感じ。
好きか嫌いかで言うと嫌い。何見せられてんだ感。だけど、キャストの演技の良さに惹き込まれる(最近コレばっか言うてる気がするな...)友達もいい人、神父様も家政婦に手を出すクズなんだけどいい人笑
お母さんに逢いに行く時のキトゥン、最高に綺麗だな。
キトゥン一人勝ち度79
