映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ミシシッピー・バーニング』(1988)

1964年。ミシシッピ州フィラデルフィアで3人の公民権活動家が行方不明となる。

それを調査するために、ベテランFBI捜査官2人(ジーン・ハックマン、ウィリアム・デフォー)が公民権運動家の失踪した田舎町に捜査に行く。

ところが、その町では人種差別が公然と行われており、さらに事件の捜査を開始した二人に対し町のKKKや保安官等が捜査の妨害を図ろうとする。

さらには町長までも彼らを疎み、町の人種差別への感情はそれぞれの立場で高まっていくが...

 

964年に米ミシシッピ州フィラデルフィア公民権運動家3人が殺害された事件をモデルにした社会派映画。

実際に関わった人はこの作品を批判してるらしい(当初FBIは非協力的であったことや、アメリカ政府はニュースに取り上げられるなど対面を気にするような場合しか動かなかったなど...)けど、色んな作品で人種隔離政策を取り上げて、それを見る度になんとも言えない気分になる。

この作品もそう。

何十年もの間、こんな事がまかり通っていた事。途中、保安官補の妻(フランシス・マクドーマンド)のセリフにもある「憎しみは教えられたもの、7歳の頃にはそう信じ込んでる」とあり、色んな集会でもちょこちょこ子供の顔が映る。日本にいると理解できない事実。心が痛むとかそんな感情でもない。なんとも言えない...

とりあえず、主演2人の熱演には惹き込まれる。

キャストの演技に点をつけよう度100