映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ムーンライズ・キングダム』(2012)

1960年代ニューイングランド島。

両親を失って以来、里親の世話になる12歳の少年サムが、所属するボーイスカウトのキャンプから突然姿を消す。

1年前、サムは同い年の繊細な少女スージーと偶然出会い、以来彼女と文通を続けていたが、彼女と練った駆け落ちの計画をついに実行に移したのだった。

2人はある入り江にある秘密の場所、“ムーンライズ・キングダム”に向かう一方、村では保安官やスージーの両親らが、二人を捜していたのだが…

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ウェス・アンダーソン監督作品続き。

またまたキャスティングは豪華。ビル・マーレイフランシス・マクドーマンドエドワード・ノートン…この辺まではコメディちっくなんだけど、その中でブルース・ウィリスがなんか人間味がある役でいい意味で浮いてて良かったかな。

この人の作品は子供が魅力的だー。

山道を行くのに可愛いカッコでスーツケースに本入れてきたスージーボーイスカウトで覚えた技術使いまくってエスコートするサム全然悪い子ちゃうし。めっちゃ優しい子やん。

『アステロイド・シティ』とは違ってカラフルな絵では無いけど、何かカラフルな印象。

なんてこた無い子供のロードムービー

だけど、こういうの嫌いじゃない度74

 

『アステロイド・シティ』(2023)

1955年、アメリカ南西部にある砂漠の街「アステロイド・シティ」。

隕石が落下してできた巨大なクレーターで知られる街でジュニア宇宙科学大会が開催され、カメラマンのオーギーの息子・ウッドロウをはじめ、科学賞を受賞した5人の優秀な子供たちとその家族が街を訪れる。

大会が開かれるものの、突如宇宙人が到来して人々は大混乱に陥り、軍によって街は封鎖されてしまう…

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ウェス・アンダーソン監督作品。

まぁ、眠いのなんのって。何度も寝てはTryの繰り返し。必ずそこで目覚めるの、何度も聴いたエンディング。

ストーリーとは関係ないけど、WOWOWのW座で小山薫堂さんも同じこと言うてて笑ったわ。

キャスティングは驚く程豪華なメンツ。

カラーのシーンはまさに“ウェス・アンダーソン

何度か見たらわかるのかもしれんけど、1回じゃ意味不だったわー。

冒頭でママが死んだ時日を何週間も子供に告げてなかったパパに1番笑った。あと、そこの三姉妹がなんとも言えず可愛かったな。

ウェス・アンダーソン展をBGM付きで延々と見せられてる感じ。

忘れた頃にまた見よう度53

『犬ヶ島』(2018)

近未来の日本で、伝染病の犬インフルエンザが大流行し、犬たちは「犬ヶ島」に隔離される。

12歳の少年アタリは、捕らわれた愛犬スポッツを捜すため、メガ崎市からたった一人で小型飛行機を操縦し犬ヶ島へと降り立つ。

島で出会った5匹の犬とアタリは、心の距離を少しずつ縮めていき…

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ウェス・アンダーソン監督によるストップモーションアニメ。

日本を舞台にしてて、日本人が日本語のセリフを喋る。

かなり日本が好きなんだな~ってのがよく分かるわ。

ただ、字幕がちっちゃい!ちょいちょい出てくる日本語の文字もちっちゃい!見づらい!

それに、日本語のセリフには字幕がつかなくて小声でボソボソ、何言ってんのか聞き取りにくい!

なんだけど…白衣じゃなくて道着っぽい科学者達の一本締め、文化祭らしき半裸で和太鼓の演奏、アタリ君突然の主従関係押し付け等々…たまに笑いのツボを押してくる。

ウェス・アンダーソン独特の世界観が好きなら見るといいかな。よく言われる「ウェス・アンダーソンっぽい風景」は出てこないけど。

変な作品だよ度77

 

『キングダム(2019)』

春秋戦国時代の中国。

戦災孤児の信と漂は、大将軍に成り上がることを夢見て剣術の鍛練に励んでいた。

そんなある日、漂が王宮に召し上げられることになり、信は漂に追いつくことを新たな目標として修業を続ける。

だが、ほどなく深い傷を負った漂が信の前に現われ地図を託して絶命する。

地図の示す場所へ向かった信を待っていたのは、なんと漂に生き写しの青年、彼は弟の謀反で玉座を追われた秦の若き王・嬴政(えいせい)だった…

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WOWOWでシリーズ連続放送があると知って、先程のふざけた三國志とは真逆のキングダムマラソンをしようと思っての視聴。

結果的に、まだ未公開の続編がある事を知りマラソンは断念したんだけどね。

本作は2度目の視聴。

原作は連載当初から大好き。

山崎賢人の漫画原作の実写化主演、お腹いっぱい。

長澤まさみの楊端和、最高。

橋本環奈の河了貂、再現度高すぎ。

六平直政の育ての親、原作に似すぎ。

大沢たかおの王騎将軍、んふふすぎ。

とりあえず完結したらまたマラソンしよ度76

 

『新解釈・三國志』(2020)

今からおよそ1800年前、後漢王朝滅亡後の中国では、魏・蜀・呉の三国が分立していた。

乱世の時代、蜀の武将である劉備が多くの配下を従え人々の平和のために立ち上がる。

諸国の武将たちがしのぎを削る中、天下統一を成し遂げるべく南下してきた曹操率いる魏軍80万を、劉備孫権率いる蜀・呉の連合軍3万が迎え撃つ「赤壁の戦い」が起きる…

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映画キングダムの連続放送を見る前になんとなくで2度目の視聴。

福田雄一監督、大泉洋主演。他のメンツも福田組常連さん多めの豪華キャスティング。

コレが福田作品だね、とにかく大金使って好き勝手ふざけまくる。

んで、前回見たときはあんまり気なならんかったけど、エンディングの福山雅治「革命」ってこの作品に書き下ろしたのね。散々本編ふざけてラストはやたらとカッコイイ…めちゃくちゃカッコイイ曲で締めるのね。

諸葛孔明の嫁が天才か?とか、10万の矢を3日で集める逸話とか、この作品をキッカケにもっと知りたいとは思ったな〜

本気にしちゃダメ、コメディだから度80

『波紋』(2023)

夫の修が突然失踪し、義父の介護をひとりで行なうことになった主婦の依子。

パートや介護に追われ、日々積み重なるストレスの中で、依子はいつしか新興宗教にのめり込んでいく。

やがて息子が巣立ち、義父が他界して依子がひとりとなったある日、突然修が帰ってくる。

がんを患う修は、高額な保険適用外の治療のため父の遺産を当てにして帰ってきたという。

身勝手な修の頼みにいらだちを募らせ、なおさら宗教をよりどころにする依子だったが…

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演技は素晴らしい。なぜか惹き込まれる。

「水を使わずに瑞を表現する」枯山水の手入れと宗教での「祈り」に没頭する妻、筒井真理子

突然、家族を捨てたのに自分の命が惜しくて金の無心に突然帰ってきた夫、光石研

母親を頭おかしいと言いながらも実家に帰省する息子、磯村勇斗

義母からわかれてくれと言われた時に一笑に付した後、息子に言うぞと脅す彼女、津田絵理奈

この他のメンツもスゴく違和感(これはあえての違和感かと思われるが)満載の演技で、誰もが気持ち悪いんだ。

途中シーンの変わり目とかで手を叩くような音が入ってたのもなんか違和感だったんだけど、これ入れラストシーンで納得。

とにかく誰にも共感は出来ない度71

 

『インスペクション ここで生きる』(2022)

ゲイであることで母親に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送ってきた青年のフレンチ。

どこにも居場所が見つからず、ここが自分の最後の道と信じて、彼は海兵隊に志願入隊。

しかしそこでも彼は、訓練初日から教官の過酷なしごきに遭った上、自身がゲイであることを周囲に知られた途端、激しい差別や憎悪にさらされる事態に。

当初は孤立し、疎外感に苦悩するフレンチだったが、彼の不屈の闘志が次第に周囲を変えていく…

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思ったより“過酷”感はなく、いやあるんだけど、想像を超えてこなかったし、いくつかのアクシデントも起きるけど案外サラーっとストーリーが進むのよね。

シャワールームであれはダメだわ。バレちゃダメとかじゃなくて、シャワールームでってのがダメだよね。あれは軍じゃなくても結構問題なりそう…

ラスト「僕は母さんとの関係を諦めない」ってのが1番堪えたわ。子供にこんな事言わせるなんて、母親の信仰心も理解できるけど、やっぱり最後は我が子…じゃないんだろうな。信仰深い人って。

その辺共感できんので、自分的にはあまり高評価に至らず。

あっさり過ぎやん?度58