映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『トップガン』(1986)


カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。

そこに戦闘機を操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。

若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たす。

日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリア。

しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。

その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく…

 

あれはそう…トム・クルーズの歯がまだガタガタで八重歯をのぞかせていた時。

20代前半の彼の笑顔のキュートなこと。そりゃ人気出るわ。革ジャンかっこいいよ。戦闘服もかっこいいしかない。

ところでストーリーはと言うと…シンプルでわかりやすい。約40年前(いや、そんなに昔か!?文字にして驚くわ)でここまで飛行機アクションを魅せてくれるのはすごい。

ただ、気になったのは季節とかわからんけど、かなりの確率で汗だくな事。めちゃくちゃ汗かくのよ…気になる。

あとみんな若手、後にトップ俳優の仲間入りする人多くて驚き。

汗だく気になる度70

『キャンディマン』(2021)

アメリカ・シカゴの公営住宅「カブリーニ=グリーン」。

そこでは鏡の前で5回その名を唱えると、右手がかぎ爪の殺人鬼“キャンディマン”が現れ、殺されるという都市伝説が語り継がれていた。

老朽化した団地が取り壊されてから10年後、新設された高級コンドミニアムに画家のアンソニーが恋人と引っ越してくる。

創作活動のためにキャンディマンの謎を調べていた際、彼は公営住宅に住んでいた人から伝説に隠された悲しい話を聞かされる…

 

前半、不穏な空気満載でなんとも恐怖感を煽る感じがスゴい入り込めたんだけど、後半…というか終盤のごちゃつきに乗り遅れた感が。

影絵の不気味さが秀逸で、ホラーなわりにはオシャレな映像。

ストーリーも凝ってるなぁと思ってたらなるほど『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールが脚本として関わってるのね。

どおりでラストごちゃつくわけだ。

人種差別をテーマに盛り込んでる割にはキャンディマンは誰彼構わず殺すし、誰もが儀式やる。

イマイチな感想を述べながらも、どうやらシリーズでキャンディマンってタイトルあるようなのでそれを見たくなった。

他も見たい欲出てきた=面白かった度68

『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』(2021)

1943年。

イギリスはナチス掃滅に不可欠なイタリア・シチリア攻略を進めるが、シチリア沿岸は固い防御が敷かれていた。

そこでイギリス諜報部のモンタギュー少佐(コリン・ファース)らは、高級将校に見せかけた死体に「イギリス軍がギリシャ上陸を計画している」という偽造文書を持たせて地中海に流し、ヒトラーをだますという計画を立てる。

まずは死体探し、そして架空の将校に現実味を持たせる為に恋人の写真や手紙を用意したり、実際に存在していたかのような準備が進む…

 

 

第二次世界大戦中の作戦「ミンスミート作戦」にまつわる出来事の映画化。

これは先にWikiで予習しとけば良かった~!知識のない私には難しすぎた!

死体に偽の重要書類持たせて敵を欺くって作戦を理解したのは中盤頃…その後も何が起きてるのか分からないシーン多々あり。そもそも第二次世界大戦と知ったのもさっき。ドイツが敵なのはわかったけど、スペイン・アメリカ等々関係性がわからず!バカすぎた…

コリン・ファースのあの感じがまさに大好きな『キングスマン』だったので飛びついたけど、歴史バカの私に初見で理解は無理があった…

正直、Wiki読んでる時の方が楽しかった…

いやいやいや、猛省度50

『きさらぎ駅』(2022)

大学で民俗学を学ぶ堤春奈(恒松祐里)は、十数年来インターネット上で話題になっている都市伝説「きさらぎ駅」を卒業論文の題材に決める。

調査の結果、この都市伝説の投稿者「はすみ」だとうわさされている女性・葉山純子(佐藤江梨子)の存在を知った彼女は、数か月にわたって連絡を取り続け、ついに純子と対面を果たす。

異世界へたどり着いたという純子の体験を取材後、春奈は「きさらぎ駅」の舞台となった駅へ向かう…

 

2004年に「はすみ」と名乗る人物が2ちゃんねるに書き込まれた都市伝説を映画化。

ストーリーはシンプルなんだけど、作りが安っぽいな~。

語り手の視点からみた映像、POV手法を使ってるんだけどなんだろ、動きが緩慢でちょっと古いVRを見てる感覚。臨場感が出るはずの撮り方やのに緊張感がない。

尺も短くてサクッと見れるのはポイント高め、ナントカ村よりはずっとイイ。

あと、ラストのオチも世にも奇妙な物語っぽくて好きかも~

それでも高得点つける程じゃない度62

『エクソシスト ディレクターズカット版』(編集:2000)

エクソシスト」(1973)から27年。幾多の未公開シーンを盛り込んだディレクターズカット版。

イラクの古代遺跡の発掘現場から悪霊の偶像が発見され、メリン神父は、思わず恐れおののく。

一方アメリカでは、人気女優のクリスが新作映画の撮影中。

クリスのひとり娘のリーガンは、12歳の愛くるしい少女だったが、彼女の身に異変が生じるようになり、母娘の平和な生活はすっかり一変。

やがて彼女の体に悪魔が取り憑いていることが判明…

 

最近では色んなVFXやら特殊メイクやらが出てきすぎて、正直ホラー映画としては物足りない。

けど、当時を思って見ると衝撃的だったろうな~と。

有名なブリッジ歩きシーンも堪能。

実際、公開当時は知らんけど、昔これを見てめちゃくちゃ怖かった覚えがある。それに、悪魔憑きの言うことは信じたらアカンとか、名前を言わせるとか、悪魔祓いの基本をここで知った。

Wikiによるとママ役にはオードリー・ヘップバーンも候補に挙がってたとか。彼女の恐怖演技も観たかったなぁ。

いやいや、それなりに楽しめた度70

『ギャングース』(2018)

親に虐待され、学校にも通えず青春期を少年院で過ごしたサイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤諒)、タケオ(渡辺大知)は、生き抜くために犯罪者だけを標的に盗みを繰り返す「タタキ」稼業で生計を立てることにする。

相手は詐欺や窃盗、犯罪で得た金の為警察に通報する事は決してない。

タタキを繰り返す中で、彼らは強大な半グレ組織のトップを狙う計画を…

 

最近になって原作漫画を読み始めた。めちゃくちゃオモロいやん!!え?これ映画化しとん!?ほな、見なあかんやん!ということで検索………トップ画を見て一言「これ見た事あるやつやん!!」

と言った流れで2度目の視聴。それほど1回目の記憶は消えていた。

それもそのはず、漫画読んでコレ見るとよくわかる。圧倒的な説明不足、短い尺で色んなエピソード詰める為に3人の背景や心情、キャラ設定的な部分がほぼ無い。というか、うっすい。そりゃ記憶から消えるはずだわ。

キャラの特徴も見た目だけで、中身とか特技(この作品に関してはかなり重要)に関することも無し。一瞬「タケオちゃん」を「タケオさん」って呼ぶシーンもあったけど、説明無しの一瞬過ぎて知らなきゃスルー。

突然、降って湧いたような中国人が半グレの金の動きをペラペラ喋るのも都合良すぎ。

悪役トップの「アダチさん」、番頭「加藤」を始めキャストの演技はとても良かっただけに、中身が残念。

さぁ、今日も漫画読も!度60

『キル・ゲーム』(2021)

近未来、超富裕層は娯楽として無人の孤島を舞台にした人間狩りゲーム“APEX(エーペックス)”を行なっていた。

今回標的に選ばれたのは、仮釈放なしの終身刑で服役する元悪徳警官マローン(ブルース・ウィリス)。

あらゆる悪行に手を染めた彼は、まるで不死身のようにあらゆる修羅場をくぐり抜けてきた。

そんな彼の首をトロフィーとして飾ろうと待ち構えるハンターたち。

マローンは自由を手にする為に、制限時間まで生き延びようと…

 

ブルース・ウィリス主演という事で見てみたんだけど…

いや、こりゃひどい!CGが酷いのは言わずもがな。ブルース・ウィリスはほぼラストまで森をうろつくのみ。必死に生き延びる感は全くなし。

途中、コミカルなBGMと共に森をうろつく姿は完全におじいちゃんの散策、よく言うてトレッキング。

金持ちの狩る側も喋ってばっかやひ、セリフもほとんどが中二病の言語を聞いているかのよう。

狩る遊びのはずやのに、助っ人5人も呼ぶとかも意味わからん。自分でやるんが楽しいんちゃうん!?

何よりブルース・ウィリスの「シャーオラー」的なラストカットがダサすぎる。

久しぶりのツッコミ疲れ度3