映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『彼らが本気で編むときは、』(2017)

小学5年生の少女トモは荒れ放題の家で母親ヒロミと暮らしていたが、母親は男を追って家出してしまう。

ひとりになったトモは前にも頼った叔父マキオの家に向かうが、そこで彼女を出迎えたのは叔父の美しい恋人で、トランスジェンダーの女性リンコだった。

リンコは綺麗に部屋を整頓し、美しい彩りのおいしい手料理をトモに振る舞う。

トモは家庭のぬくもりや優しさを与えてくれるリンコに、戸惑いながらも次第に信頼を寄せていき…

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邦画の中ではとても好きな作品の一つ。

まぁ、ちょっと出来すぎなキレイなストーリーの気もするけど、多分本質はそこじゃないと思うから良しとする。

どこにもぶつけようのない怒りや悔しさを編み物で解消…トモが病院で泣きながら編み物をするシーンは胸がぎゅっとなって涙が出る。

コンビニおにぎり食べると吐くほどトラウマなのに、そんな母親の姿を追うトモ。どんなに嫌な思いをさせられても母親にすがるトモ。どのシーンも涙が出る。

サイドストーリー的な小学校の友達の話もスピンオフで見てみたい。

いつの時代か、リンコさんのワンピースのデザインが古い感じなのがずっと気になるのと、桐谷健太のゆっくりした話し方も気になる。

まぁ、マイナス点以上に加点が多いから好きなんだろうな。

恐らく、また見る度82