映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』(2021)

イギリスの上流階級出身のルイス・ウェインは、父亡き後イラストレーターとして働き一家を支える。

やがて妹の家庭教師エミリーと恋に落ちた彼は、身分違いだという周囲の反対を押し切って彼女と結婚するが、間もなくエミリーは末期がんであることが分かる。

そんな中、庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付けてその絵を妻のために描き始めるルイス。

妻亡き後、彼はピーターを心の友として猫の絵を一心不乱に描き続けるが…

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ベネディクト・カンバーバッチ主演。

初めてルイス・ウェインの作品を知った。猫は好きじゃないけど、面白い絵がたくさんある。

両手ですごい速さでイラストを書く彼、発達障害とかサヴァン症候群とかあるかな~と思ってたら……

なんとも可哀想な人生、若くして家計を支えなきゃならず、妹たちは自立せず(時代的に嫁に行くことも自立に含まれるかな~)、病気の家族も抱え、妻には早々に先立たれ、自身も病気に……神様は絵の才能以外を全て奪ったのかと思えるほど。

往年、「タイムマシン」で有名なH・G・ウェルズなどが支援したのもおもしろい。

ちょいちょい、とてもキレイな映像が見れる。絵画のようなワンシーン。「あれ?有名な絵画でこんなのなかった?」と思ったシーンがたくさん。

またひとつ知識が増えた度71