『デンジャラス・ビューティー2』(2005)

ミスコンで潜入捜査をして有名になったFBIのグレイシー捜査官だが名声の代償で仕事に支障を来たし、FBIのイメージアップのためのTV出演や自叙伝出版などの広報活動に専念させられることに。

そんなある日、親友となったミスアメリカのシェリルとショー司会者のスタンが誘拐される事件が発生。

親友の危機にグレイシーは独自に捜査を開始するが、護衛で付けられた若手女性捜査官サムはグレイシーに競争心をむき出しにし…

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続編2作目。

前作で綺麗になったともてはやされ、ちょっと嫌な奴になってたグレイシー。

前作はバディというより、サンドラ・ブロックの1人暴走的なストーリーだっけど、今回は20年近く前の作品では珍しく女性同士のバディもの。

最近はこういうシンプルにバディもので、ダメだよー言われたことやっちゃって、帰れー言われたら帰らんし、みたいな作品ってウケへんのかなぁ？やたらとややこしい作品ばっか。

何も考えずに(ある程度、ストーリーが読めても)、特に今作は歌も楽しめて、ハリウッドを舞台にいかにもなエンタメを楽しめる。

だけども前作には及ばない度72

『デンジャラス・ビューティー』(2001)

仕事一筋の女性FBI捜査官グレイシー・ハートは犯人逮捕の際ミスを犯してしまい上司から内勤を命じられ落ち込んでいた。

そんなある日、連続爆弾魔がミス・アメリカ・コンテストに対して爆破予告をしてきた。

特捜チームはコンテストに女性捜査官を潜入させるためグレイシーに白羽の矢が立つが…

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サンドラ・ブロック主演。

彼女のキュートさがめっちゃ際立つ作品。

男勝りでオシャレも化粧も髪をとかすことも無く…って役どころだけど、基本的に素顔がゴージャスなのよね。

彼女を「ブス」となじる同僚が多いけど、そこにはちょっと賛同できなかったわ。

今ではミスコンも問題視されるし、ブスとなじったり、体型や服装を笑いものにするなんて色々クレームが出そうだけど、それもフィクションの世界なんだからね。

この感じのシンプルさが面白い度80

『ザ・フラッシュ』(2023)

超高速で移動する能力を持つ、フラッシュことバリー・アレンは、ある時時空を移動する力を手に入れる。

その力を使って過去に戻り、亡くなった母親の命を救う。

しかし、彼のその行動は現在の世界に影響を及ぼし、スーパーマンらはおらず、バットマンは全くの別人になってしまう。

さらにかつてスーパーマンによって倒されたはずの敵が大軍を率いて地球に押し寄せたため、フラッシュは世界を元通りにして人々を救おうと…

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まず、主演のエズラ・ミラーが好きじゃなかった！…んだけど、コレ見てちょっと好感度上がったわ〜

シンプルに言うと、母親の刺殺とその場に居合わせた父親が殺人の疑いをかけられ、それを正すために過去を変えたら起きるべくして起きたイベントが無くなっちゃってた！そりゃ困る！！ってストーリーでわかりやすい。

ただ、昨今の“猫も杓子もマルチバース”ブームにちょっと飽きてきたかな。過去を変えると…そりゃそうだよね。うん、そうだわ。と、ストーリーの流れ自体が読めてしまうのが残念。

冒頭からDCキャラじゃんじゃんぶっ込んでくるあたりはこの作品にかけられた熱量の多さがわかる。

冒頭だけじゃなくて、スーパーマンやバットマンのキャスティングはDCファンなら垂涎モノ間違いなし。それ見るだけでもこの作品を見る価値があるかも。出てくる度にニマニマしてしまう。

一瞬だけニコケイ度80

『To Leslie トゥ・レスリー』(2022)

テキサス州の西部に暮らすシングルマザーのレスリー。宝くじで19万ドルの当選金を引き当て、大喜びした彼女だったが、自堕落な日々を送り、酒ですっかり金を使い果たしてしまう。

6年後、彼女は息子のジェームズのもとへ転がり込むが、性懲りもなくまた酒に溺れて、息子から愛想を尽かされることに。

行き場を失った彼女を見るに見かねた中年男性スウィーニーのおかげで、彼の経営するモーテルで働き口を得たレスリーは…

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主演のアンドレア・ライズボローは第95回アカデミー主演女優賞にノミネート。まぁ納得。スゴくいい演技だった。

だけど、内容は…

見ててイライラしかなかったかな。

とにかくクズ。アル中ってそうなのかなって感じはあるけど、とにかく人を裏切り、親切を無駄にし続ける。

思い立った瞬間があったけど、そんなにキッパリやめれる人は少ないだろうね。

モーテルのスウィーニーがいい人すぎる。終盤の「言わなくてもわかるだろ」のシーンはどうかと思ったけどね。蛇足。

周りの人に恵まれすぎたアル中のリスタート物語。

ロイヤルもヤバすぎ笑度76

『バウンティフルへの旅』(1985)

テキサス州ヒューストンで息子夫婦の家に同居しているものの、口やかましい嫁のジェシー・メイとはソリが合わず、何かと居心地の悪い日々を送るワッツ夫人。

死ぬ前にぜひもう一度、故郷の生家をこの目で見たいと、望郷の念を日々募らせる彼女は、年金をひそかにため、帰郷の旅に出る機会をうかがっていた。

ある日、息子夫婦が家を留守にする間に、ワッツ夫人は思い切って家を抜け出し、故郷の村バウンティフルを目指して旅に出る…

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主演のワッツ夫人、第５８回アカデミー主演女優賞受賞したらしい。

なるほど、いい演技なのはわかった！

なんてキュートで自由で身勝手な、いい意味で高齢者のテンプレ。

嫁姑問題って古今東西変わらないね。嫁、何もせんのにイジワルだし…

故郷を目指すロードムービーなんだけど、結局はおばあちゃんの家出ってのがなんともキュート。 

スゴいシンプルなストーリーやけど、なんとなく飽きずに見れる。

たまにはこんなんもイイネ度75

『The Son／息子』(2022)

弁護士のピーターは新しいパートナーとの間に子供が生まれ、幸せな日々を過ごしていた。

ある日、前妻が17歳の息子ニコラスを連れて現れる。息子は心に問題を抱えて苦しんでおり、ピーターのもとで暮らしたいというのだった。

ピーターはニコラスを現在の家庭に迎え入れるが…

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ヒュー・ジャックマン主演。

これはしんどい。泣くとかそんなんじゃなくて、息が出来ない苦しさみたいな感覚に襲われる。

思春期の息子の“うつ”と、夢に希望に責任に全てにおいて厳格な父親、さらに厳しいその父親(祖父)の関係が難しく描かれる。

途中からラストが読めるんだけど、それ以上に我が子を想いながら見てしまい、とにかくしんどかった。

セラピー好きなアメリカで、ここまで病気に対して無知な両親に呆れもしたけど、そこはさすがの縁起で魅せてくれる。

これは今後、多分二度と見ない。

しんど過ぎ度80

『aftersun／アフターサン』(2022)

思春期真っただ中の11歳のソフィは、離れて暮らしている31歳の父親カラムと夏休みを過ごすため、トルコの閑散としたリゾート地にやってくる。

二人はビデオカメラで互いを撮影し合い、親密な時間が流れる。

20年後、当時の父の年齢になったソフィが映像を見返すと、そこには大人になって分かる父親の一面があった…

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と、あらすじにはあるんだけどソフィが大人になって映像を見返してるのが作品からはわかりにくい。

というか、全部がわかりにくい。と言うよりも、わからん。パパの苦悩？偶に意味深なシーンあるけど、何かわからん。シーン流すだけで、理由も何もわからん。

ただ分かるのは親子の仲睦まじい休暇ってだけ。

作品の流れるゆったりした空気は嫌いじゃないし、ソフィもまだ大人になる前の少し子供っぽいとこが可愛い。

やっぱ、この手の“見る人にぶん投げる系”作品は好きじゃないわ。もっとシンプルに楽しみたい。

ただただホームビデオ度45