お嬢さま育ちのルミ子は母親を溺愛し、母親を喜ばせることが生きがいになっていた。
ある日、ルミ子は絵画教室で後に夫となる青年と出会い、彼のプロポーズを受け入れて結婚する。
2人は一軒家に住み、夫は鉄工所の夜勤シフトで働き、ルミ子の母親が時折訪ねてくる。
やがてルミ子は妊娠し、母親に不安を漏らしながらも病院で女の子を出産。
清佳と名付けられた彼女は成長するが、ルミ子は常に祖母を喜ばせるよう教育する…
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母性って言うからには「母親側の愛の深さ」かと思ったけど、むしろコレは「母親に愛されたい娘」の話なのかな。
大地真央、戸田恵梨香、永野芽郁という母娘3代の関係を描くんだけど、おばあ様大地真央のホントの気持ちも知りたかったかな。
ただ、ある意味さっき見た『ポルターガイスト』よりもホラーやったかも…
永野芽郁の「私の名前が清佳だったことを思い出した」ってセリフに戦慄が走った。そういやこのお母ちゃん娘の名前呼んでない!!ココが1番怖かったわ~
愛情のベクトルが一方向にしか向けられない戸田恵梨香の狂気の演技だけじゃなくて、この作品、全ての女優さんの演技が素晴らしい。細かい心情がよく見える演技ってこういうのなんだなって。