映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ミセス・ハリス、パリへ行く』(2022)

1950年代のイギリス・ロンドン。

戦争で夫を失い家政婦として働くミセス・ハリスは、ある日勤め先でクリスチャン・ディオールのドレスに出会う。

その美しさに心を奪われた彼女は、ディオールのドレスを買うことを決意する。

必死にお金をためてフランス・パリへ向かい、ディオール本店を訪れるも支配人のマダム・コルベールに冷たくあしらわれるハリスだったが、夢を諦めない彼女の姿は出会った人々の心を動かしていく…

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

2週間ぶりに視聴。

いや、久しぶりの作品にいいのに出会えた。

ストーリーとしては「ただ家政婦のおばちゃんがオートクチュールのドレスを買いに行く」だけなんだけど、みんないい人ばっか。ちょいちょいイヤミな人もいるけど、みんなミセス・ハリスの天然の人たらしにやられていい人に。

なんとも行動力のある、キュートなおばちゃん。確かに現実的ではないけど、コレは夢の話であり、ファンタジーの世界の話だからそれでいい。

お金貯めるシーンも拾ったジュエリーネコババしちゃうかと思ったけど、そこもさすがのミセス・ハリス。優しすぎる。最初から最後まで微笑みながら見てしまった。

ただ1個気になったこと……それはパリの街が汚すぎること。調べると、汚いものは外へという概念で、Diorの外ですらゴミだらけ。なんとも対比が皮肉だなと。映画の中ですが、また新しい経験ができた。

チャーミングなおばちゃんになりたい度82