映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』(2021)

1940年代、公民権運動黎明期のアメリカ。

国民の反乱の芽を摘む目的で、FBIはジャズシンガーのビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)に的を絞る。

彼女が歌う「奇妙な果実」は、公民権運動を扇動する危険な曲とみなされるが、ホリデイは決して歌うことを諦めなかった。

FBIはホリデイを逮捕するため、おとり捜査官のジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)を送り込む…

 

ビリー・ホリデイの名前は知ってたけど、こんな人生を送ってた人だとは。

なんで、秀でたアーティストはこんなにも壮絶な人生を送るんだ!まぁ、壮絶な人生でないと伝記映画にはならないのかな…

「奇妙な果実」スゴい歌。歌詞を見ると恐怖しかない。

ただ、映画作品としてはなんだろぅ?イマイチ響かない?歌も演技も良かったけど、なんだろな?偉そうに言わせてもらうと深みがない。

YouTubeでホントのビリー・ホリデイの歌を聴いた。悲しみに溢れてる。ゾワッとするものがある。

この映画にはそれがない。映画においては本人を越えられないってのが問題にはならない。やっぱ映画の持つ力の無さ、見せ方の問題なのかよくわからんが感覚的に“ゾワッと”が足りない。

まだまだ知らない世界が多い度63