雑誌記者のロイド・ボーゲル(マシュー・リス)は姉の結婚式で長らく疎遠だった父ジェリー(クリス・クーパー)と再会するが、家庭をないがしろにし自分たちを捨てた父をいまだに許せず、モヤモヤした思いを抱えていた。
数日後、ロイドは取材のため子供向け番組の人気司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を訪ねると、彼は会って間もないロイドが抱える心の葛藤を見抜く。
初めはなんでも見透かしたようなマイペースなフレッドにロイドはイライラするが、次第にフレッドの穏やかな人柄を慕い、やがて二人は公私にわたって交流を深めていく...
雑誌「エスクァイア」に掲載された記事を基に、アメリカの長寿番組の名物司会者と雑誌記者の交流を描いた伝記ドラマ。
実際のフレッドについては何も知らなかったけど、さすがのトム・ハンクス。知らない人でさえ本人かもしれん、と思わせるような演技は素晴らしかった。
ストーリーはいかにもアメリカ的というのか「愛と赦し」について書かれたもので、個人的には真に理解するには難しすぎるテーマ。
あと、邦題に違和感。原題「A Beautiful Day in the Neighborhood」とはちょっと違いすぎるというか、「幸せ~」言うときゃいいやろ感が嫌だわ。
トム・ハンクススゴすぎ度79