映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『ジョン・ウィック』(2014)

伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、亡き妻の最後の贈り物の愛犬と車をロシアン・マフィアによって奪われる。

怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し…

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最新作の放送があるのを知って、とりあえずシリーズ全部見直しスタート。

そしてわかった事。こういうスタイリッシュなアクションが好きなんだわ。『キングスマン』シリーズ、邦画では案外『ザ・ファブル』等々、泥臭い血みどろの戦いじゃなくて、こういうアクションが好き!

ジョン・ウィックも見てて爽快なんだ。見てると自分にも出来そうなきがしてくる(もちろん実践も、出来そうなわけもないんだけど)。前半の自宅での銃撃戦のカッコイイこと。何か知らんが、通報で駆けつけた警察もすぐ察して黙認っていう、よくわからん状況も「有り」と受け入れてしまう爽快さ。

ただ、大ボスとのラストバトル、プロの殺し屋がただのマフィアのボスおじさんに負けるわけないよね。ステゴロの意味もわからん。普通に瞬殺やろ。

ということでジョン・ウィックラソンスタート度82

『 こいつで、今夜もイート・イット ~アル・ヤンコビック物語~』(2022)

ドクター・ディメントのラジオ番組が大好きな少年アルの趣味は替え歌作り。

父親には内緒で母親がセールスマンから買ったアコーディオンを与えられたアルはその演奏に夢中になり、ミュージシャンになろうと決心。

高校卒業後、親元を離れたアルはバンド仲間を見つけられず、ソロ活動をせざるを得ないが、ザ・ナックの「マイ・シャローナ」の替え歌「マイ・ボロニア(ボローニャ)」がラジオで大ウケしたことを機に、彼はプロ歌手の道を歩み始める…

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ダニエル・ラドクリフ主演、マイケル・ジャクソンの「今夜もビート・イット」を「今夜もイート・イット」としてパロディにするなど、米国で人気が高いパロディ歌手ヤンコビックの半生を描いた伝記映画……という触れ込みだけど、ほぼ“創作”。誇張なんて言葉はぬるすぎる。

どこまでがホントなんだろ?なんて考えちゃダメなんだろうな。

実際にはマドンナとの恋仲どころか、両親との不仲もなさそう~。

さすが、ウィアード・アル・ヤンコビック

自身の伝記さえもパロディとして楽しませてくれる。

今回初めてこの人のこと知ったんだけど、昭和時代に小学生やってた自分には嘉門達夫だな~と思い知ったわ。

真面目に見るな!度78

『忌怪島/きかいじま』(2023)

脳科学者・片岡友彦VR研究チーム「シンセカイ」のメンバーは、現実世界とそっくりな仮想空間を作る研究のため、シャーマンがいる島で研究に勤しんでいた。

しかし、システムエラーやバグが突如出現することに加え、不審死が続くなど、不可解な出来事に次々と遭遇。

友彦は園田環と共に、島で相次ぐ怪異の真相を解き明かそうと奔走する…

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呪怨』シリーズや『犬鳴村』などの清水崇監督作品。

あちらの世界がいわゆる霊界ではなく、仮想空間(メタバース)という新しいパターン。

なんだろね、前半はほぼ何やっとんかわからん状態。

加えて、平岡祐太くんの変な関西弁?関西弁かどうかもわからんレベル。イタコの婆さんみたいのは方言キツすぎて何言うとんかわからんレベル。昔話した時は方言に小声というMAX理解不能レベル。

イマジョという意味不な名称、結局最後までよくわからんまま終わる。

誰かの考察レビューを読んでようやく“なるほど、それなら色々納得だわ”と思ったけど、そもそもそんなにわかりにくい映画は嫌だ。

万人受けしなくてもいいけど、多くが理解できるようにはして欲しいね。

イマジョのフジツボ感が鳥肌、アレはキモかった。

もう2度目は無い度21

『バーバー吉野』(2003)

山間の小さな田舎町。

男の子たちの髪形は、“バーバー吉野”のおばちゃんが切る“吉野ガリ”に統一するのが慣わしだった。

それを疑問に思う者は誰一人いなかったが、東京から茶髪の転校生がやって来たことで事態は一変する…

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まず見始めて思ったのは“なんだこの設定は!?どうやって落とすんよ!?”なんだよね。

小学生男子は全員“吉野ガリ”おカッパ頭にする、しかも何cm単位で長さも決まってて、伸びてたら即カット。

今でこそ体罰、暴力として認識されてる髪を切る行為、20年前の時代と田舎の閉鎖的な感じが不思議とマッチして、フワーっと見れたかな。

都会から茶髪のカッコイイ男の子が来たことで、当たり前と疑問にも思わなかった事を疑問に思っ感じ出す小学生。ちょうどいい具合に性の目覚めも感じ出す小学生。

なんか、色々ノスタルジーだわ。

もたいまさこの目の細さよ。

「なにこれ?」って思っちゃダメ度68

 

『土竜の唄 FINAL』(2021)

警察学校を最低の成績で卒業した警察の問題児・菊川玲二は、潜入捜査官(通称:モグラ)に任命される。

最終任務として取引額6,000億円に及ぶ麻薬密輸を阻止しようとする玲二の前に、周宝の長男で後継者でもある轟烈雄や、謎の美女・沙門夕磨ご現れる…

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シリーズ第3作。

ここまできたらもぅあらすじとか要らんでしょ。って感じもあるけど、ちょいちょいちゃんと思い出しシーンを挟んでくれる優しさ。

3作中で1番ぶっ飛んだストーリー。

土竜の唄3番ラップバージョンを冷めた目で見る玲二くんが好き。

菜々緒さんの“ズッポン女”扱い、好き。

「アリエール」のセリフも遊びすぎてて好き。

パピヨンとのオチもめちゃくちゃぶっ飛んでるけど、ちゃんと落とした感じも好き。

仲里依紗の絶叫、好き。

くだらないのが好き。

くだらない笑い嫌いにはオススメしない度70

『土竜の唄 香港協奏曲』(2016)

犯罪組織・数寄矢会に潜り込んだ潜入捜査官モグラの菊川玲二は、日浦組組長・日浦匡也と兄弟の契りを交わし、思いがけず日浦組若頭に就任。

そのころ、容姿・頭脳・人望もピカイチの警官・兜真矢が警視庁組織犯罪対策部課長に就任し、玲二の逮捕に動き始める。

一方玲二は、最終ターゲットの数寄矢会会長・轟周宝からチャイニーズマフィア仙骨竜の撲滅と、轟と娘のボディーガードを任され…

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シリーズ第2作。

邦画シリーズあるあるかな?ウケた2作目は世界が舞台になりがち。んで、肝心のストーリーが薄くなりがち。

これも例に漏れず、前作は越えられない。

キャストはさらにすごいよ、菜々緒古田新太、それと本田翼…はまぁ演技は相変わらずだけど…

全体のストーリーは別として、やっぱりちょいちょい好きなシーンは出てくるんよな。その辺のセンスにはハマる。

冒頭の“前回までのお話”部分、菊川の高速早口振り返り、土竜の唄の2番が出てきたのも良し、例の3人が後ずさりしながら歌ってるのも好き、もちろん終盤のトラパラシュートシーンは大好き。

大笑いじゃないけども度68

『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(2014)

警察学校を最低の成績で卒業し、月間の始末書枚数のワースト記録を樹立した交番勤務の巡査、菊川。

ある日、彼は署長から突然クビを言い渡され、犯罪組織に潜入する潜入捜査官として、関東一円を地盤とする武闘派暴力団組織“数寄矢会”会長を挙げることを命じられる。

菊川は悩んだ末に覚悟を決めて闇カジノ“虎ジャガー”に潜り込み、そこで数寄矢会傘下、阿湖義組の若頭で、“クレイジーパピヨン”こと日浦に気に入られるが…

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何度目だろう、放送される度に見てるかも。

三池崇史監督のバイオレンスと宮藤官九郎のいい加減さが上手い具合に適当で楽しめる。

生田斗真のサイドを刈り上げてハーフアップにしたようなヘアスタイルのカッコイイことこの上ない。全裸覚悟の体当たり演技が良すぎる。

下ネタもありなのに、なんか嫌な感じでもなく、いつの間にかバカな菊川のバッチコイ“”のおかわりが欲しくなる。

猫ちゃんナイナイ岡村くんも個人的には好きニャー。

ただ、何度観ても上地雄輔くんのエセ関西弁は耳につくけどね……

何度観ても楽しい度80