映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『スリーパーズ』(1996)

1967年、マンハッタンのへルズ・キッチンと呼ばれる街。

仲良しだった四人組は、いたずらをきっかけに人に大怪我を負わせ少年院に送られてしまった。

そこで看守から受ける、想像を越えた虐待の数々、殴る蹴る、性的暴行。毎日怯えて暮らし、いつ襲われるかわからない恐怖から夜も眠れない日々を送った。

そして、出所してから十年後。

四人のうちのジョンとトミーは、偶然出会った看守のノークスを銃殺…

 

ブラッド・ピット繋がりで久しぶりの視聴。

ブラッド・ピットロバート・デ・ニーロケビン・ベーコンダスティン・ホフマン……まぁ豪華な役者陣。

それよりも見てると…うん、いや、胸が…と言うか息苦しくなる。特に少年院時代や、大人になってからも思い出すようなシーン。

ただの悪ガキだったはずなのに、元はと言えば自分たちの行いが招いた事なんだけど…守られるべきセイフティーネットの無い所にほりこまれた子供たちの辛さ。計り知れない。心が死ぬってこういうことか…

これが実話を元にしてるかどうかって事よりも映画作品として素晴らしい。著者本人だけが「実話」と言っていて周りは否定してるが、どこかで似たような事は行われていたはず。

最後の夜に笑い合う顔が、ホントに楽しそうで涙出そうになる。子供時代、あの事故が起きる前の笑顔が戻ってきたのをスゴく感じたよ。

アカン、感情移入し過ぎる度95