アメリカ陸軍の基地内で殺人事件が発生。
被害者は、次期副大統領が有力視されているジョー・キャンベル中将の一人娘であるエリザベス・キャンベル大尉だった。
陸軍犯罪捜査部(CID)捜査官のポール・ブレナー准尉は、元恋人だったレイプ事件専門の女性捜査官サラ・サンヒル准尉と否応なくコンビを組まされて、共に事件の捜査にあたる。
やがて、被害者のエリザベス大尉は、才色兼備でありながら基地内のほとんどの男性将校と寝ていたという意外な事実が明らかとなるが、事件の核心に迫ろうとする2人に見えざる圧力がかかってくる…
軍隊内の殺人事件やらはどの作品も胸糞悪いものが多い。
軍隊内の事は軍が解決する。警察も入るな的な。
かなり閉鎖的な場所らしい。法廷ドラマでも度々見る、一般の法廷ではなく軍法会議で裁判的なものが行われることが多いけど、その多くは「軍を守るため」が大前提で被害者や弱者を守るものではなさそう。
今作も同様、軍法会議こそ出てこないけど、やってる事は結局「軍を守るため」
実際に数え切れないほどのレイプ事件(実際は事件にならず被害者すらも口を噤む事も)がもみ消されてるんだろうな...と思ってしまう。
映画の感想と言うよりも、軍隊への感想になってしまった…
ただフィクションであったとしても、軍隊の異常性を認識する一作。
胸くそ度63