映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)

(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/10/11/222904)1955年から1985年に帰還したマーティの目の前に、ドクがデロリアンで現れた。

未来においてマーティの息子がトラブルを起こし、それを機に未来のマクフライ家が破滅することが判明したという。

それを回避するため、マーティとドクは彼のガールフレンド、ジェニファー共々30年後(=2015年10月21日)の未来にタイムトラベルするが、デロリアンが空中に炎の軌跡を残して消える瞬間を、ビフ・タネンが目撃していた。

2015年に着いたマーティは、将来的にジェニファーと結婚することと、彼女と自分の息子が弱く、だらしない性格で、ビフの孫であるグリフの言いなりになった挙句に窃盗容疑で捕まり、連鎖して娘が犯罪を犯し、マクフライ家の家族崩壊を引き起こしてしまうことを知る...

 

パート2では2015年の未来にタイムスリップ。

やっぱり構成が上手いな~。行ったり来たり、隠れたりぶつかったり、複雑さは増したけど面白さも増した!

そして2015年、私からすると過去だった!!そういや、ナイキが靴の再現とかしてたな~

ドラえもんの21世紀しかり、車はなかなか飛ばないんだね~。電話やIT機器の急進はロバート・ゼメキスにも藤子不二雄にも想像できなかったんだね。

今見ると当時の未来予想図が面白い。ストーリーを楽しむ以外に、公開当時とは違う楽しみ方もできるのが素晴らしい。

欲を言うならドクとの絡みをもっと出して欲しかったかな。

次回作の予告編たっぷり流しちゃう作品も珍しいよ度96

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)

1985年、高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、冴えない家庭の事情や中々上手く行かないバンドマンへの夢に押し潰されそうになりながらも、それなりに前向きにごく普通の人生を過ごしていた。

ある日、科学者であり歳の離れた親友でもあるエメット・ブラウン博士、通称ドク(クリストファー・ロイド)から、長年の宿願だったタイムマシンがついに完成した事を聞かされ、成り行きで実験の手伝いをする事になる。

深夜の実験でドクの愛犬アインシュタインを乗せたデロリアンを1分後の1時21分にタイムトラベルさせる実験は無事成功したが、燃料のプルトニウムを調達するためにドクが騙したリビアの過激派の襲撃に遭い、ドクはAK47の凶弾に倒れてしまう。

同じく命を狙われたマーティはとっさにタイムマシンに乗ってモールの駐車場内を逃走するが、誤って次元転移装置のスイッチを入れてしまい30年前の1955年11月5日にタイムスリップしてしまった...

 

今見ても新しい!!ストーリーも知ってるはずなのに惹き込まれる世界観。マイケル・J・フォックスにハマったきっかけとなった思い出深い作品。

ストーリーはシンプルかつ巧妙。わかりやすい伏線、わかりやすくちゃんと回収。

勧善懲悪、過去と未来がちゃんと繋がってる面白さ、ドクの個性的な魅力。全部が完璧な映画だわ。

昔の映画が特別好きだってわけではないけど、この作品はみんなに薦めたい。古いからって食わず嫌いはもったいない。

パーキンソン病を患って今の一癖ある感じの役柄もいいけど、やっぱりマイケルの原点はマーティーなんだよね~

若い時はマーティーに憧れた度95

『デビル』(2010)

ある日、一人の男性が高層ビルから転落死した。

ちょうどその頃、5人の男女がそのビルのエレベーターに偶然に乗り合わせていたが、そのエレベーターが急停止し、外への連絡ができなくなる。

そして、エレベーター内の照明が消え、再び灯りが点いた時、若い女性の背中が何者かによって斬りつけられていることが判明。

5人はこのエレベーター内に犯人がいると疑心暗鬼になる。

そして再び停電になると、今度はセールスマン風の男が首にガラス片が刺さって死亡していた。4人は恐怖に怯える。

一方、防犯カメラで一部始終を見ていた警備員は、警察に連絡し、事態の収束に当たろうとしていた...

 

原案はM・ナイト・シャマラン。監督は別の人なんだけど、シャマラン作品にしてはシンプルで面白い。

無駄に大どんでん返しとかないし、つまらないサプライズもなく、いたってシンプル。

ホラーと言えるほど怖さはなく、サスペンスと言うには規模が小さい?血も少なめでスプラッター感もなし!

短い時間で、ラストの結末もまぁスッキリではないけど、納得?落とすところに落としこんだって感じでとても良し。

キャストは全員一癖ありそうなメンツ揃えたな~。全員「The不穏」。不穏なイメージ役者を老若男女、色んな人種揃えましたって感じ。

2度目やったけど90分飽きずに見れたぞ度83

『残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋-』(2016)

小説家の「私」は読者からの心霊体験をまとめて連載していた。

ある日、読者である女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。

まず部屋が事件や自殺などが起きたいわゆる事故物件ではないかと調べるが、そんな事実は全くない。

しかしその部屋の過去の住人たちについて調べると、転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしていた。

なぜその部屋ではなく、そこ以外で不運に見舞われるのか。

過去の事件を調べていくうちに様々な怪奇事件が繋がっている事がわかってくるが...

 

コレぞジャパニーズホラーって感じ。

見えないものに対して抱く恐怖、何かわからん怨念、音だけ・影だけで恐怖を観せる映像は素晴らしい。ゾンビでギャー!!とは大違い。

ストーリーは後半あまりに広がりすぎて追いかけるのが大変な程だったのがしんどかったけど、まぁ、この手のストーリーは「終わらない」よね。

主演竹内結子が「私」、ストーリーテラーとしての役目も担っていて、ゆったりと落ち着いた語り口調がまた恐怖心を煽る。

他のキャストも何気にすごい。久保さん役に橋本愛佐々木蔵之介、坂口健太郎滝藤賢一...キャストが面白いね。

「ギャー!!」は無いけどゾワゾワホラー度70

『記憶探偵と鍵のかかった少女』(2013)

人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。

ジョンは妻を亡くして仕事もせずにお酒に溺れる毎日を過ごしていた。

ある日、自分の自由の為にハンストをしている16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探り、食事を取らせるという依頼が舞い込み、彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。

その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、どの証言もアナの記憶とは異なるものばかり...

 

なんとも難解な...

1回見て、ネタバレ読んで、考察してるレビューまで読んで、で続けざまに2回目視聴。

それでもモヤモヤはっきり理解できんかったOMG

ラストは「可哀想」で終わらず、これから前向きに行こぉぜ的な終わりだったので、それだけは救いかな。

疲れたよ...

あと、1個言うとしたら邦題に違和感ありすぎ。「ルイスと不思議の時計」とか、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」みたいなタイトルにしたかったのか、ファンタジー系を想像させるようなタイトル。原題の「Mindscape」で良かったんじゃね?と。

読んで字のごとく2度見は疲れた度53

『樹海村』(2021)

自殺の名所として世間に知られ、心霊スポットとなった樹海。かつて人々を恐怖に陥れた強力な呪いが、樹海の奥深くに封印された。

それから13年後、姉の引越し先の床下に謎の包みを見つける。その場で「前の人の忘れ物だろうから処分しておく」と持っていった男は目の前で轢死

封印されたはずの呪いが復活し、姉妹に忍び寄る。そして樹海でも、謎の行方不明事件が次々と発生し始める...

 

なんだこりゃ!?Jホラー特有の画面の暗さに女性キャストの似た髪型と特徴のない顔で、誰が誰なのか、関係性もよくわからんし、今何のために何やってんのかサッパリわからん。

時系列もサッパリわからんし、え?なに?生霊飛ばす的な事とかできちゃってんの!?ってくらい。

ゾンビまで出しちゃダメだよ~箱の呪いとか、樹海の怨念的なのとか、ネタモリモリ過ぎて胸焼け。

姉ちゃんもビッチかよ!?その小ネタいる!?

怖かった?いや、全然度3

『Mr.タスク』(2014)

友人とポッドキャストを運営するウォレス(ジャスティン・ロング)は、『キル・ビル』を真似て片足を失った少年を取材するためにカナダを訪れるが、少年はすでに自殺しており取材は空振りに終わる。

落胆するウォレスだったが、過去に遭遇した奇妙な体験を語ってくれる元船乗りの老人がいることを知った彼は、その老人に会うため人里離れた屋敷へと足を運んだ。

車椅子に乗ったその老人はハワードと名乗り、ウォレスは手厚く迎えられ、彼が遭遇した過去の航海での体験談を聞かされる。

何十年も昔、航海中に船が氷山にぶつかったことで難破してしまったハワードだったが、彼はなんとセイウチによって命を助けられたというのだ。ウォレスはこの話を聞きながらハワードが淹れた紅茶を飲むが、それには睡眠薬が入っており、彼はたちまち意識を失ってしまった...

 

わかってて2回目の視聴。

なぜかクセになる。また見たくなる気持ち悪さ。

安定の気持ち悪い造形。

そして安定のくだらなさ。

ついでに言うと、でっかいハーレイ・ジョエル・オスメント。ホントにでっかいハーレイなんだって。彼と、きちゃないジョニー・デップに会いたくてコレ見るってのもある。

ハニーマスタードチキンを食べながら見たら、なんだか気持ち悪かったよ。セイウチVSセイウチのシーンなんて、「おい、どうしたよ!?」の連続。こんなに誰にも感情移入出来ない作品も少ないよ。

「人間は涙を流す、感情があるのが動物との違いなの」みたく、いい話に持ってく感じ。

力技が過ぎるぜ度82