映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』(2019)

1938年、ロンドンで暮らす9歳のマーティンの家に、ポーランドユダヤ人のドヴィドルがやってくる。

同い年の二人は兄弟のように育ち、類まれなバイオリンの才能を持つドヴィドルは21歳でデビューコンサートの舞台に立つが、公演当日に行方不明になる。

35年後、マーティンは、ある青年のバイオリンを演奏する素振りと音色を耳にしたことをきっかけに、ドヴィドルを捜そうとする…

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

まず、邦題がダメだろ。そんなにミステリー寄りの作品じゃないぞ?原題の『The Song of Names』が全てやろ。いかにもサスペンスちっくな邦題、見た?ホントにこの作品、と言いたい。

最近何故か第二次大戦のドイツ、ポーランドユダヤ人をテーマにした作品によく出会う。そしてなかなか興味深い作品ばかり。

今作もテーマとしてはやはりキツい。ポーランドにいる家族と離れてバイオリンを学ぶドヴィドル、家族の行方…生死すらわからないまま送る生活、そして思ってもみない所で知る事実。

神のお導きと思ってしまうよね。信心深くない自分でも何か感じてしまうかも。コンサートで見かけた青年から何処にいるか、生死すら分からない人を探す工程はちょっと出来杉くんだったけど、それもまぁ神のお導きかもしれん。

相変わらずティム・ロスがいいね。

死ぬまでに行きたい国にポーランドがランクイン度74