1961年、イギリスでタクシー運転手を勤める60歳のケンプトン・バントン(ジム・ブロードベント)は、妻ドロシー(ヘレン・ミレン)と息子ジャッキー(フィン・ホワイトヘッド)と小さなアパートで年金暮らしをしていた。
彼は孤独な高齢者のために公共放送BBCの受信料無料化を求める活動に熱心に取り組んでいたが、その活動が一向に実を結ばないことにしびれを切らしたケンプトンは、とんでもない行動に出る…
全く予備知識なしに視聴。（あとから実話を元にしてる事を知る）
冒頭で「BBCの受信料が～」で、あらら？タイトルの名画と泥棒となんの関係が？？と思いつつも、NHK受信料問題で揺れる今日この頃、興味津々で世界観に惹き込まれた。
なんと言っても主演バントン役のオジサンの雰囲気が最高。正義感が強く、間違ってる事は間違ってると言える力、さらにはユーモアに飛んだ会話。映画なので誇張はあると思うけど、本人に会ってみたくなる。
終盤、裁判でのバケツ屋のやり取りなんて最高。大好き。
欲を言えばヘレン・ミレンにはもう少しクセのあるおばちゃん役をやって欲しかったけどね。そうは言っても夫婦のシーンはなかなか辛辣で楽しめた。「なんで奥の部屋に行ったんだ」「ここに住んでますからね」というやり取りはまさに。
2022年、BBCは時代にそぐわないと受信料を凍結したぞ！NHKはどうなんだよ！と言いたくなりますね～
いや、全員優しい人ばっかかよ度80
