とある新興宗教団体の布教活動に遭遇した大学生の和夫は、偶然そのインチキな裏側を見てしまい、興味本位で教団の活動に加わることに。
教祖は元ホームレスでお飾りに過ぎず、教団は運営を管理する主管の司馬が実権を握っていた。
一方、純粋に教義を信じる青年部のリーダー駒村たちは、もうけ主義の司馬と対立を深めていく。
そんな中、司馬の怒りを買った教祖がクビになり、2代目教祖として和夫に白羽の矢が立てられるのだが…
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原作ビートたけし「教祖誕生」を映画化。
なんともユルい感じで皮肉が効いててフフってなる。
中盤、たけしの「 どうしてみんな教祖になるとその気になっちゃうのかな」ってつぶやきとも言えるセリフがスゴくいい。事の本質というか、ストーリーの要かな。
「暇だから」と布教行脚に着いてっちゃう和夫(萩原聖人)、理由はめちゃくちゃ適当なのに祭り上げられるとその気になっちゃうの笑える。
ラストもこういうのブラックジョークって言うのかな、皮肉たっぷりのラストで最後までフフってなる。
The皮肉作品度78