映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『渇水』(2022)

日照りが続くある年の夏、岩切俊作は市の水道局員として水道料金を滞納する家庭を訪ね、水道を止めて回る業務に当たっていた。

県内全域で給水制限が発令される中、岩切は訪問したある家で幼い姉妹と出会う。

父親が蒸発し、母親が家に帰らなくなり、二人きりで家に取り残された姉妹を前に水を止めていいのか葛藤する岩切は、悩みながらも規則に従って停水を執行する…

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生田斗真主演、淡々と「規則ですから」と停水執行。無表情にならないと出来ない仕事なのかも。

水止められる~ってのは聞いた事があったけど、そっか、止める仕事の人がいるよね。と再認識。

ネグレクト母は門脇麦、ここの姉妹がいい演技するよね。『誰も知らない』の柳楽優弥くんを思い出したわ。

レビュー見ると、何が言いたいのかわからんとか、フワッとしてて中途半端とか、言われてたけど、この手の作品ってそれでいい気がする。

何が解決するでもなくて、個々に感じてって部分。

なけなしのお金で水道代払おうとするお姉ちゃん、滞納してるくせにシャワー邪魔されてキレるバカ息子、水なんてタダじゃね?っていうバカ男、スイーツ頼んだらデカすぎて食べれんから手伝ってというキモいナンパ男…正直、出演キャラにはキモさしか感じんけど、それも感情移入のひとつかな…

生田斗真の無機質な表情が怖い度71