同世代の若い女性たちがお洒落に着飾る中、政治家の父の影響を強く受けたマーガレットは名門オックスフォード大学を志し、政治家の道を歩み始める。
1979年、父の教えである質素倹約を掲げる保守党のマーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)が女性初のイギリス首相となる。
“鉄の女”の異名を取るサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶大なる支持を得ていたが...
メリル・ストリープを堪能する作品。
ストーリー自体は正直退屈。史実に疎い為かもしらんけど、全体的にはサラッと流れてく感じ。
ただ、メリルの演技はさすがとしか言いようがない。冒頭のミルクを買う老婆、背中も曲がり歩みもたどたどしい、まずはメリル・ストリープと気づかない。
サッチャー元首相の事はあまり知らないけど、私の中では彼女がサッチャーだ。知らないくせに「生き写し」「憑依してる」と思わせるような演技。
見た目やメイクも相まって、今回はメリル感薄め。話し方、歩き方、立ち居振る舞い、現役~退任後、そして認知症を患っていたという老後、全ての演じ分けが素晴らしい。
ストーリーはマイナス評価、メリル・ストリープ度60