映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『川っぺりムコリッタ』(2022)

できるだけ人と関わらずに生きたいと思い、北陸の小さな街にある塩辛工場で働くことにした青年・山田(松山ケンイチ)。

工場の社長から紹介されたアパート、ハイツムコリッタには娘と二人暮しの大家さん(満島ひかり)、墓の訪問販売をする親子(吉岡秀隆)、隣には図々しく人懐こい男(ムロツヨシ)が住んでいた。

引越し後、突然隣人の島田が風呂を貸してほしいと部屋に上がりこんでくるが、驚いた山田は彼を追い出す。しかしその後も懲りずに島田はやってきた…

 

なんともぬる~い時間の流れ。山田と大家さん以外は何やって生計立ててんのかよくわからんし、大家さんとこの娘は宇宙人と交信するために縄跳びぶん回すし、墓売りの息子は何故かいつも父と一緒にいる。

謎の空間を生み出す演者たち。これは異世界の出来事なのか?と思えるような世界感。

だけど、なぜか言葉には重みがある。

小さな幸せを見つけて生きてったら何とか人生やってける。これ、ほんとに重い。

あと、終盤の松山ケンイチくんの泣きの演技。あれはズルい!あんなん見たら、もらい泣きしてまうやん!

ただ、ゆる~い時間の流れのあるこの映画を心から楽しめるほど心に余裕が無い!!

この映画を楽しめる人生を目指したい度65