貧しい家庭出身の野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、とあるパーティーで世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫であるマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライヴァー)と出会う。
互いに惹かれ合うようになった二人は、周囲の反対を押し切って結婚。
当初はグッチの家を捨て、パトリツィアの父の家業を手伝い2人は慎ましい生活を送る一方、グッチの経営権はマウリツィオの伯父たち、アルドとパオロに握られていた。
パトリツィアはアルドから会社の後継者候補として信頼されていたマウリツィオに同社を支配させようとしつつアルドを同社から追い出すと、夫のビジネスに口出しするようになり、やがて彼女はグッチ家での自分の地位を高めブランドを支配しようとする…
なかなか見応えのある作品！キャストもいい！ガガの演技もさることながら、おじさんアル・パチーノの存在感たるや。
全く予備知識なしで、映画のゴールもわからず見始めたけど、最後に頭に浮かんだのは平家物語の冒頭部分「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…」グッチのブランドそのものは無くならなかったけど、グッチ家は平家物語のそれそのもの。
いや、今もハイブランドの第一線に存在するグッチにこんな過去があったなんて…何も無いとも思えないけど、ドラマチックすぎるやろ。
いや、これはほんとに何も予備知識なしで見てほしいやつやわ。しかも実話に基づいてるとか！
ラストの「グッチ夫人と呼びなさい」のセリフが彼女の全てを表しとる！！
セレブは占い師頼りがち度91
