1942年に南部のメンフィスで生まれたアレサは、父親C・Lが牧師をする教会の聖歌隊に所属したが、十代のうちに子ども2人を出産する。
歌手としての実力を付けたアレサはマネジャーの夫テッド・ホワイトと結婚した後、1960年代、プロ歌手になったが、なかなかブレイクできない。
しかし1967年、オーティス・レディングの曲をカバーした「リスペクト」がヒットして人気歌手になるが、その後も公私にわたって挑戦は続く…
“ソウルの女王”と呼ばれる伝説的女性歌手A・フランクリンの半生を再現した、感動的な音楽伝記映画。
なるほど、いかにしてあのバプテスト教会の公開録音に辿り着くのかを描いた作品ね。
正直、映画作品としてはちょっと物足りない。彼女の人格を形成してるであろう子供時代のトラウマ体験なんかは「察して」と言わんばかりのサラッと空気だけ。その後もトラウマか?と思しきシーンも多々あるけど「察する」だけ。
モラハラ夫と別れて呼びつけた新しい男も「誰!?」やし、他人種の顔は見分けが付きにくいってホントやわ。同じに見えるよ…
パパのモラハラ気質もずっと気になる。
ただ、アレサ役のジェニファー・ハドソンは素晴らしい歌声。歌うシーンに時間を割くのも納得。
歌はいいけど映画作品としてはね…度65