アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。
彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて申請を出すが、価値の高い絵画を手放すまいとオーストリア側は申請を突っぱねる。
2人は訴訟に持ち込む準備をしようと…
戦争中に略奪された財産の返却を求めるストーリー。
クリムトの作品も、もちろん黄金のアデーレも今回初めて知ったけど、まずは邦題がやはりいただけない。「名画の帰還」って言っちゃってるからね。「ジェダイの帰還」じゃないんだから、映画作品としてはネタバレしすぎのタイトルよ。
内容は見応えあったわ~
さすがヘレン・ミレン!このセリフの話し方はドイツ語訛りって言うのかわからんけど、ネイティブな英語の話し方じゃないのは英語バカな私でもわかる。
ライアン・レイノルズもハマってる。経験の浅い“school boy”、初めはお金だけが目的だったけど次第にのめり込む様。
奥さん役に予想外のケイティー・ホームズ、夫の勝手に怒りつつも信頼の厚い関係。個人的にはも少し出番が欲しかった~
タイトルで言っちゃってるから言うけど、最終的には返却されるのよね。けど、奪われた側がなぜ莫大な費用をかけて返却請求をするのかホント意味わからん。憤りを感じるわ。
名画に興味無くてもハマれる度85