映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『MINAMATA-ミナマタ-』(2020)

1971年、ニューヨーク。

かつてアメリカを代表する写真家と称えられたユージン・スミス(ジョニー・デップ)は、現在は酒に溺れる日々を送っていた。

そんなある日、アイリーン(美波)と名乗る女性から、熊本県水俣市チッソ工場が海に流す有害物質によって苦しんでいる人々を撮影してほしいと頼まれる。

そこで彼が見たのは、水銀に冒され歩くことも話すこともできない子どもたちの姿や、激化する抗議運動、そしてそれを力で押さえ込もうとする工場側という信じられない光景だった。

衝撃を受けながらも冷静にカメラを向け続けるユージンだったが、やがて自らも危険にさらされてしまう…

 

水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いた伝記ドラマ。

脚色ありきではあるものの、これはドキュメンタリーと言ってもいい。

キャストの演技の素晴らしさ、ことさらジョニー・デップの憑依感。本人知らんけど、本人じゃね?と思わせる演技。さすがとしか…

ほんで、國村隼。素晴らしい英語のセリフにいかにも社長の風格、その他のキャストも良き!

見応えのある作品。

ほぼドキュメンタリーなので、ストーリーにどうこうはなし!

キャストに点つける度80