ニューヨークの政財界に絶大な影響力を誇る名家、モンロー家の当主アーチャーが急逝する。アーチャーの遺産は遺言に従って妻キャサリン、息子ウィリアム、娘ローレンの3人が分割して相続することになる。
その後、一家の顧問弁護士のハロルドはローレンにアーチャーから託された資料を渡す。
そこにはアーチャーからのビデオメッセージを収めたUSBメモリーがあり、そのメッセージによると、裏庭のローレンが知る場所に託したい秘密があると言う。
ローレンがその場所に向かうと、地下に見知らぬ男が監禁されているのを発見。男はモーガン・ワーナーと名乗り、アーチャーの手で30年以上も監禁されていたと主張した。
そして彼はかつてアーチャーと一緒に飲酒運転で事故を起こしてしまい、その被害者を山中に埋め、全ての隠蔽の為に監禁されたと言うが...
うーん...設定としてはとても面白そう。死んだ父親から受け継いだ遺産はまさかの「監禁された男」スゴく興味をそそる内容。
だけど、いざ見てみると、あれ??
お父ちゃん、娘になんでそれ残したん?「託す」
の一言ではダメすぎやろ。まず初めに理由説明してやれよ!父ちゃんと知らない男の言うことのどちらを信じるか~みたいな流れでも良かったんちゃうの!?娘に対する嫌がらせか!?
愛人とか、弟の収賄とかのくだりもいるかなぁ?特になんの関係性も見いだせなかったんやけど...
姉ちゃんも、よく知らん男に無防備すぎやない?外に出る為にはどんな嘘もつくよ!?指紋やら行方不明者リストやら、調べもん全部済ませてから結果だしても良かったんちゃう?
30年監禁されてたわりにはオッサン健康そうやし、元気やなぁ〜。父ちゃんが足繁く通って食事やら話し相手やらしてたとしか思えんよ。
面白そうなストーリーの割にはツッコミどころ多め。
主演リリー・コリンズが『白雪姫と鏡の女王』の時と変わらず透明度の高い愛らしい感じやったのも今作の主演にマッチしてるのかちょっと違和感。
諸々残念度71