19世紀のオーストラリア・タスマニア地方。
盗みを働いたことから囚人となったアイルランド人のクレアは、一帯を支配するイギリス軍将校ホーキンスに囲われ、刑期を終えても釈放されることなく、拘束されていた。
そのことに不満を抱いたクレアの夫エイデンにホーキンスは逆上し、仲間たちとともにクレアをレイプし、さらに彼女の目の前でエイデンと子どもを殺害してしまう。
愛する者と尊厳を奪ったホーキンスへの復讐のため、クレアは先住民アボリジニのビリーに道案内を依頼し、将校らを追跡する旅に出る...
いやいやいやいや、冒頭から胸糞悪いシーンの連続!物語の熱量のほとんどを前半30分くらいに詰め込んで、後半になるにつれてスピードダウン。
主役のクレアもだんだん冷静になってきてクールダウンしてくんだけど、最終的には「復讐」だけでは終わらない複雑なストーリー。
実際にこういう事が当たり前に行われてた時代もあったんだろな~と思うと気持ち悪くて仕方ないんだけど、この時代があって今があるのかな?とか、「胸くそ」なだけではない作品。
ただ、とにかく暗い話が続くから、しんどいね。
尻すぼみ度67