映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『レッド・ドラゴン』(2002)

1980年ボルチモア。FBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は、犯罪精神医学の権威ハンニバル・レクターアンソニー・ホプキンス)の起こす連続殺人事件を追っていた。

レクターの逮捕にこぎつけたものの、ウィルはレクターにナイフで腹部を刺され生死の境を彷徨うほどの重傷を負う。

3年後、FBIを退職しフロリダ州ラソンの海辺で暮らすウィルのもとへ、元上司ジャックが訪ねてくる。

アラバマ州バーミングハムとジョージア州アトランタで起きた連続一家惨殺事件の捜査協力を依頼されたウィルは、期間限定で現場へ復帰する。

捜査を始めたウィルは、収監されていたレクターに助言を求めることを決める...

 

1作目(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/12/31/013926)のクラリスに出会う直前までのレクター博士を描くシリーズ3作目。

冒頭除いてレクター博士は既に例の檻の中、1作目同様檻の中からのシーンがほとんどだけど、なんともサイコパスな...やはりアンソニー・ホプキンスの怪演が目を引く。

オーケストラを楽しむシーンでレクター博士が左の目尻をピクっ、ピクって動かす演技。それだけで「嫌悪感」を表現する演技力スゴすぎ。

初作のバッファロービル事件よりも事件自体は色々手が込んでて興味深い。さらにグロさも前作「ハンニバル」(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/12/31/184953)よりもライトになってて綺麗さが増した。

観てる側は犯人は初めからわかってるので、盲目の彼女とのやり取りとかヒヤヒヤ、ハラハラ。終盤もスゴくいい。

エドワード・ノートンはどぅしてもハルクのイメージが私は強くて、つい「いつハルクになる!?」っていらん想像をしてしまった。

実は本作がリメイク版だと初めて知った。オリジナル『刑事グラハム/凍りついた欲望』も機会があれば見てみたい。グレアム捜査官なのに邦題が「刑事グラハム」って時点で期待はしてないけどそれもまた経験かと。

ラストがいいね!度120