映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『博士と狂人』(2019)

19世紀半ば。独学で言語学博士となったマレー(メル・ギブソン)は、オックスフォード大学出版局が企画する英語辞典編纂の一大プロジェクトの一員に加わる。
正式な学士号を持たない彼を異端視する学会の連中を尻目に、マレーは、古今東西の文献に登場するあらゆる英語の語句を網羅しようと作業に没頭。
一方、妄想から無関係な人を殺め精神科の施設に収容中のアメリカ人の元軍医マイナー(ショーン・ペン)は、偶然にもマレーが言語に関する情報を求め協賛者を探していることを知り、自分の持てる知識を全て手紙に託す...

 

いや、知ってるよ!オックスフォード辞典、昔から英語の辞書といえばってくらい有名な辞典のタイトル!その裏にこんなストーリーがあったなんて。確かに辞書の編纂なんてしらなかったよ。
何やってんのかイマイチわからないシーンも実は多くて、大きな山のあるストーリーでは無いけど、素晴らしいキャストの演技力に感情移入して完全に同じ時代の傍観者になれる感じの作品。

どっちも博士でどっちも狂人なんだよ。
特別感動的でもないのに、なぜか込み上げるものがある。
久しぶり、事実は小説よりも奇なり度90