ニューヨーク郊外の邸宅で、誰もがうらやむような暮らしを手に入れたハンター。
しかし、まともに話を聞いてくれない夫や、彼女を蔑ろにする義父母の存在など、彼女を取り巻く日常は孤独で息苦しさを感じていた。
そんな中、ハンターの妊娠が発覚し、夫と義父母は待望の第一子に歓喜の声をあげるが、ハンターの孤独はこれまで以上に深くなっていった。
ある日、ふとしたことからガラス玉を飲み込みたいという衝動にかられたハンターは、ガラス玉を口に入れて飲み込んでしまう。
そこでハンターが痛みとともに感じたのは、得も言われぬ充足感と快楽。異物を飲み込むことに多幸感を抱くようになったハンターは、さらなる危険なものを飲み込みたい欲望にかられていく...
とにかく初めから「不穏」なの。全部が「不穏」。
撮り方も「不穏」、キャストも「不穏」、全部が「不穏」。
気持ち悪い義両親に、妊婦に騎乗位のモラハラ夫、突然の気持ち悪い友達ハグ男。
見ててハンターの孤独感に共感しながら、一方で加速する異食症に気味悪さを覚え、なのに目が離せないのは主演のヘイリー・ベネットの演技のなせる技かも。
ただ、CMで「次第にエスカレートしていく...」って言う割に2個目が押しピンって!ちょっといきなりハードル上げすぎやん!とツッコミを我慢できず。
気持ちのいいラストではないけど、全てを飲み込む(swallow)映画としてはいいのかも...
swallow、ツバメの方じゃなかった度68