1930年代、アラバマ州の架空の田舎町メイカムで暮らす父子一家の人生の転機となった3年間を綴っている。
兄妹2人は一緒にゲームをしたり、毎日元気に仲良く過ごしている。
また妻と死別した父親のアティカス(グレゴリー・ペック)は公平で穏やかで親身で、その知性と人柄で周囲から篤く信頼されている町の弁護士である。
そんな或る日、アティカスに白人女性に対する婦女暴行事件で、黒人容疑者の弁護の依頼がくる...
別の映画の中でやたらと「アラバマ物語は見たの?」ってみんな言うから急遽視聴することに。
子供目線で進むストーリーで話がすんなり入ってくる。
内容は...一言で言えばなんて酷い作品!と言うよりも酷い時代!
人種差別が当たり前で、人種差別が正義。正義も悪も全て根底には人種差別。
現代の日本人である私には到底理解できない事だけどそれが事実。色んな映画を見て色んな人種差別についての怖さを感じる。この作品も同じ。
ラストも円満解決じゃないのにこの時代では1番の円満解決だったのかもしれない。
妹スカウトの残酷なまでの純真さには驚いた度80