映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『悪魔はいつもそこに』(2020)

オハイオ州の田舎町。 幼い頃に両親を相次いで亡くしたアーヴィンは、祖母の元で義妹レノラとともに育つ。 レノラは強い信仰を持ち、それを理由に周りからいじめられる日々。しかしいつもアーヴィンが彼女を助ける。 ある時、地域の神父様が入院する為、代わ…

『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)

1950年代のニューヨーク・マンハッタンのウエスト・サイド。 貧困や差別による社会への不満を抱えた若者たちは同胞の仲間たちとグループを作り、それぞれに敵対し合っていた。 ある日、ポーランド系移民の「ジェッツ」の元リーダーであるトニー(アンセル・エ…

『ジェントルメン』(2019)

ロンドン、長年にわたる大麻の大量栽培/販売で財を成したアメリカ人ミッキー(マシュー・マコノヒー)が、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。 その利権総額なんと500億円。目の色変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集…

『ナイル殺人事件』(2022)

エジプトのナイル川をめぐる豪華客船内で、新婚旅行を楽しんでいた大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が何者かに殺害される。 容疑者は、彼女とサイモン(アーミー・ハマー)の結婚を祝いに駆け付けた乗客全員だった。 リネットに招かれていた私立探偵ポアロ(…

『追憶の森』(2015)

人生に深く絶望したアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)は、死に場所を求めて富士山麓の青木ヶ原樹海を訪れるが、森の奥深くでけがを負った日本人男性タクミ(渡辺謙)と出会う。 アーサーと同じく死のうとして樹海に来たものの考え直し、妻子の…

『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』(2021)

1970年代のハリウッドで、 B級映画のプロデューサーのマックス(ロバート・デ・ニーロ)は新作が全く売れず、ギャングのレジー(モーガン・フリーマン)から借りた金を返済できずにいた。 そんな中、マックスは危険なスタント撮影で死亡事故になれば、保険金が手…

『イン・ザ・ハイツ』(2021)

マンハッタンのワシントンハイツ地区。 ウスナビは同地で食料品店を営んでいた。 ウスナビは大物になることを夢見ていたが、これといって取り柄のない青年であった。 ウスナビの近所には、怠惰な従弟のソニー、母親代わりの存在であるアブエラ、サロンを営む…

『ラン・ハイド・ファイト』(2021)

幼少時から軍人の父のもとでサバイバル術を学んできた、女子高生のゾーイ(イザベル・メイ)。 父とのハンティングを楽しんでいた彼女だったが、母の死をきっかけに父娘には溝ができていた。 父と口論となり彼女が憂鬱(ゆううつ)な気分のまま登校したある朝、…

『グッド・ボーイズ』(2019)

12歳の少年、女の子が気になる年頃のマックスはファースト・キスをするパーティーに招かれたが、キスの仕方を知らなかったために困惑していた。 キスのお手本が欲しいマックスは親友2人(ソーとルーカス)と一緒に父親のドローン―父親からは絶対に触るなと厳…

『マジック・ワード 禁じられた言葉』(2021)

浮気性の恋人キリルの心が離れていくことに悩む女性エフゲニア。 つらく当たられても彼と別れがたい彼女は呪術師の女性を訪ね、闇の魔術“ブラック・ウエディング”の儀式を授かる。 それは結婚を控えた友人カップルの愛をいけにえに、自分と恋人との愛を真の…

『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』(2020)

車に乗った状態で何か月も放置された死体が森林地帯で発見され、現場に向かった刑事のマルドゥーン(アンドレア・ライズボロー)とグッドマン(デミアン・ビチル)。 亡くなった人物が住んでいた場所は、遺品からレイバーン通り44番地だとわかるが、そこは2年前…

『エントラップメント』(1999)

世界最高の美術品泥棒のマック(ショーン・コネリー)。 ニューヨークで起こったレンブラントの盗難事件は、あらゆる証拠が彼の仕業であることを示していた。 そんな中、保険会社の優秀な女性調査員のジン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、マックを罠にはめ…

『インヘリタンス』(2020)

ニューヨークの政財界に絶大な影響力を誇る名家、モンロー家の当主アーチャーが急逝する。アーチャーの遺産は遺言に従って妻キャサリン、息子ウィリアム、娘ローレンの3人が分割して相続することになる。 その後、一家の顧問弁護士のハロルドはローレンにア…

『えんとつ町のプペル』(2021)

煙に覆われたえんとつ町で暮らす人々は空を見たことがなく、ましてや空には輝く星があるなどと信じる者は誰もいなかった。 だが、えんとつ掃除人の少年ルビッチだけは父親の教えを信じ、空を見上げては、煙の向こうにはきっと星があるはずだと思っていた。 …

『スケアリー・アパートメント』(2020)

1976年スペイン。オルメド一家は田舎の農場を処分して首都マドリードへやって来た。 なけなしの財産と多額のローンで手に入れたアパートの一室に越してきた一家だが、部屋は前の住人の持ち物もそのままで、17歳の長女アンパロは不穏な気配を感じる。 やがて…

『ディープ・インパクト』(1998)

ホワイトハウスの女性スキャンダルを追っていたテレビ局のジェニーは、「エリー」という名に行き当たる。 だがそれは女性の名ではなく、「Extinction Level Event(種の絶滅を引き起こす事象)」の略だった。 大統領は、1年後に未知の彗星が地球に衝突する可…

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)

一人の女性が、旧ルッツ墓地を訪れ、ズブロフカの偉大な作家の銅像の前で「グランド・ブダペスト・ホテル」を読み始める。 時は遡り1968年8月、静養のため、かつては美しかったのであろうが今は古びてくすんだグランド・ブダペスト・ホテルを訪れた作家。そ…

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(2019)

ある週末、リリー(スーザン・サランドン)と夫のポール(サム・ニール)が生活している海辺の屋敷に、家族と親しい友人が集まる。 進行性の難病、ALSを患いこの先は食事もとれずチューブや機械に繋がれる事が確実な為、そうなる前に死を覚悟したリリーは、最後…

『キッズ・オールライト』(2010)

ジョニ(ミア・ワシコウスカ)と弟レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)は、レズビアンカップルの2人の母親がそれぞれ同じ精子提供者の精子で産んだ子供たち。 大学進学を前にレイザーが生物学的な父親に会いたいとジョニに相談する。 精子バンクを通じて連…

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)

第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。 高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、…

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021)

(https://seachild.hatenablog.com/entry/2022/03/31/220110)続編。 1年間誰も殺さず普通に暮らすようボスから命じられた彼は、素性を隠して佐藤アキラ(岡田准一)という偽名を使い、相棒ヨウコ(木村文乃)と兄妹を装って一般人として暮らしている。 一見平和…

『キャラクター』(2021)

漫画家のアシスタントをしている山城圭吾(菅田将暉)は、画力は高いが、お人好しな性格のためか悪役をリアルに描けずなかなかデビュー出来ずにいた。 漫画家を目指す事を諦めアシスタントも辞めようとした最後の日、先生から頼まれてスケッチに訪れた一軒家で…

『ゾッキ』&『裏ゾッキ』(2021)

離婚して東京から実家に戻ってきたりょうこ(吉岡里帆)は、物思いにふける祖父(石坂浩二)から「秘密は大事に」と言われる。その助言を受けりょうこが秘密を聞くと、祖父は驚くべき事実を告白する。 一方、ママチャリで南を目指しあてもなく旅に出た藤村(松田…

『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)

豪華客船「ポセイドン号」は1,400名の乗客を乗せ出港したが、船長はこの船の重心が高くバラスト(底荷)を十分に注入していないので、大波による転覆を恐れていた。 新年を迎えたパーティの最中、地震の影響で起きた大津波がポセイドン号を襲い、船はあっと…

『透明人間』(2020)

富豪の天才科学者エイドリアンに束縛される生活を送るセシリアは、ある夜、計画的に脱出を図る。彼の家から逃げだしたセシリアは有人の家に住まわせてもらうが、恐怖から外に出ることも出来なくなっていた。 しかしながら、時間とともに少しづつ回復していた…

『ビーチ・バム まじめに不真面目』(2019)

ムーンドッグは自由奔放かつ底抜けに明るい性格の詩人だったが、デビュー作以降ほとんど詩を書いていなかった。 彼は資産家の妻、ミニーのお陰で家計を心配せずとも暮らせる状況にあった為、毎夜パーティーに繰り出してはドラッグと酒を堪能し、視界に入った…

『自虐の詩』(2007)

無職で大酒飲みで乱暴者の夫イサオ(阿部寛)と、大阪の下町で貧乏生活を送る幸恵(中谷美紀)。 気に入らないことがあれば、すぐにちゃぶ台をひっくり返し、肝心なことは何も話さず、いつもだんまりなイサオだが、それでも彼と一緒なら幸恵は幸せだったが、ある…

『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(1999)

アメリカ陸軍の基地内で殺人事件が発生。 被害者は、次期副大統領が有力視されているジョー・キャンベル中将の一人娘であるエリザベス・キャンベル大尉だった。 陸軍犯罪捜査部(CID)捜査官のポール・ブレナー准尉は、元恋人だったレイプ事件専門の女性捜査官…

『秘密への招待状』(2019)

インドでの支援活動に打ち込んでいるイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)は、メディア企業の経営者テレサ(ジュリアン・ムーア)に自身が運営する児童養護施設の支援してもらおうと、彼女のいるニューヨークを訪れる。 テレサから近く行われる娘の結婚式に来てく…

『ファーザー』(2021)

アンは80歳になった父親、アンソニーに認知症の兆候が見え始めたのを心配していた。 アンソニーにヘルパーを付けようとしたアンだったが、気難しいアンソニーは難癖を付けてはヘルパーを追い出す始末だった。 しかし、アンソニーの病状は悪化の一途を辿り、…