映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『パラノーマル・アクティビティ』(2007)

幸せに暮らすひと組の若いカップル。ある日、家の中の様子がどこかおかしいことに気付き、悪霊がいると感じた二人は家中の至るところにビデオカメラを設置する。

そして、二人が眠りに落ちた後に撮影された映像には、見えない何かが動く影が…

 

ある若いカップルの住む一軒家で起きた不気味な現象を撮ったモキュメンタリー作品。

当時は斬新だった。この手法もさほど一般的ではなく、冒頭に映像を提供してくれた人に感謝みたいな謝辞から始まり、退屈とも思える日常もそのまま作中に残し、ラストの音のないエンドクレジット。流れないからロールとも言えない…

全てがホンモノと思えるような出来栄え。

んだけども、まぁ冷静にみてみると怖いくらいカメラにこだわる彼氏や、何度恐怖体験をしてもいい同じ寝室に戻る2人…などチョット普通じゃないとこも多いのな。

映画作品としても何も知らずに見たらとにかく退屈かもね。

あと、前も思ったの。この何も無い映像の中で「心霊ポイント」探すの苦手。画面のどこ見てたらいいのか分からんの。心霊写真みたいにここに注目◯みたいのつけて欲しいくらい。

制作費15,000$で大化けしたよね度66

 

『インシディアス』(2010)

ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。

彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。

だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め…

 

久しぶりに観た。

しかも何度目かわからんほど観た。

しかも何度観ても笑えるシーンがいっこある。

そう、例のガスマスクのシーン。

毎度笑う、声出して笑う。

ストーリーはシンプルでお化け屋敷風ホラー。

不穏なおばあちゃん役ナンバーワンのリン・シェイ。纏う空気感がスゴすぎる「The不穏」。

たぶん、万人受けする感じでは無いと思うけど個人的にはスマッシュヒット。またシリーズ全部見たくなる…

ガスマスク度81

『タコゲーム』(2022)

売れない歌手キャリーはインフルエンサーのジャックスプロが開催するゲームに参加する。

特典はジャックスプロがしているSNSから約1億1500万人ものフォロワーをもらえるというもの。

キャリー以外の参加者は、起業家、ゲーマー、芸人、自己啓発講師など、喉から手が出るほどネットでバズりたい者ばかり。

用意された八つのゲームは誰もが子どものころに親しんだ遊びだが、敗者たちには“死”という罰ゲームが待ち受けていた…

 

口直しに見たつもりの作品だったけど…口直しどころか…いや、味がしねぇ…

タイトルもイカゲームのパクリ、ロゴすらパクる(これは日本の配給会社の仕業か!?)

なぜか、緊迫感とか緊張感が全くない。恐怖も感じん。自分の感情どっか消えたか思うほど。

初っ端からヤル気満々のクソゲーム。

人は腹を撃たれただけでは簡単には死にましぇん!

いかにも、さもありなんな強欲BBA出演。

主役っぽいシンガーソングライターの偽善に満ち溢れた行為の数々。

椅子取りゲームは最後の2人になってから八百長仕掛けんと意味ねぇ!

かくれんぼ!?めちゃくちゃ運ゲーやん!探す順で見つかる順決まるし!

ラストもなんやねん!舌打ちしか出てこんわ!

エンドロールの短さにも驚きだ~、それほど人手もお金もかかってなかったんだね~

マジで味しねぇ度18

 

アカデミー賞は取りそう…

ダメ!途中でリタイア!!

レヴェナント:蘇えりし者

狩猟中に瀕死の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐するため壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描いた作品なんだけど、これホントにワタシ予約した?

エスタン伝記映画、最も苦手なジャンルなんだけど…

勝手にホラーな映画と勘違いして録った??

このタイプで2時間半は無理だわ。半分でリタイア。

さぁ、次は確実にくだらないホラー映画見よっと🎶

『ブラック・フォン』(2022)

1978年。

コロラド州デンバーのとある町では、“グラバー”と呼ばれる謎の犯人による、子どもの連続失踪事件が起きていた。

そんなある日、内気な少年フィニーは小学校から帰る途中、マジシャンを名乗る男に無理やり黒いバンに押し込んでしまった。
気がつくとフィニーは、壁に囲まれ、鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線した黒電話のある地下室に。

すると、その断線しているはずの黒電話のベルが突然鳴り響く…

 

なんと、スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒル原作の短編ホラー小説「黒電話」の映画化らしい。なるほど、納得。

WOWOW、W座にて視聴。小山薫堂信濃八太郎のエピローグ、何気に好きなのよね。

原作者のお父さんスティーブン・キングはこの作品を『地獄のスタンド・バイ・ミー』と呼んだらしい。的を得ていて面白かった。

黒電話のジリリリリリ!ってけたたましくなる感じの怖さ、久しぶりに感じたわ~

全体通しても今どきの血がドバッっとか、オバケわぁ!!みたいなのは全然ないんやけど、電話ジリリリの怖さが強いな~

そして、イーサン・ホークの存在に終わってから気づいた。これってスゴい。存在感とか、オーラとか消すのスゴすぎ。

頑張れ頑張れ!度79

『ザ・トップガン 無敵の撃墜王』(2022)

第2次世界大戦下のイギリス。空軍のエースパイロットであるエドワードは、極めて危険だが重要な任務を命じられる。

それは、アメリカ空軍によるベルリンへの大規模空爆を成功に導くため、ナチス・ドイツの本拠地であるベルリン上空へ単独で潜入飛行し、対空部隊や高射砲を写真に収めるという偵察任務だった。

エドワードは、孤独と重圧に耐えながら空を駆ける…

 

いや、ごめん、本家『トップガン』の凄さがよくわかったわ。ほんで、原題トップガンとか言うてないしな。タイトルだけじゃなくて、ポスターのロゴは丸パクリ。やったな、これ。

中身もな…徹底して顔しか映さんの。周りは全く微動だにしない快適な空の旅の様で、操縦桿すらほとんど登場せず。

誰かよくわからん写真への入れ込み様は怖すぎる。

引きの絵は公園の原っぱでラジコンを飛ばしてるのかな?人と飛行機セットの引き絵は皆無。ここまで徹底して同じ絵面で映画にしちゃうのも逆にスゴい。

途中出てくる、フワフワとクラゲのように空で爆発する何か。何故かそれによってフード部分に穴、もちろん穴あきの影響はゼロ。

機体に損傷がないのに何故か足に数箇所の傷。

たいした出血では無いのに何故か意識を失う。

ほぼ1人芝居、無駄な回想シーン、自動操縦なのかな?よそ見・手放し、コーヒーまで飲んじゃう。

感情の起伏が常人のそれでは無い。

誰も撃墜せん。なので撃墜王にはなれん。この人は偵察機、謎のスイッチをクルクル操作して何かを一生懸命撮ろうとしてるだけ。飛行機の操作は出てこんけど、この操作はやたらと出てくる。

計器版も小学生の夏休みの工作か思える程ちゃち。

いや、もぅツッコミが止まらない度5

『トップガン マーヴェリック』(2022)

マーヴェリック(トム・クルーズ)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称「トップガン」に教官として戻ってくる。

父親と親友を空で失った過去を持つ彼の型破りな指導に、訓練生たちは反発する。

彼らの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。

そして彼らは不可能とも思えるミッションに挑むことに…

 

言わずもがな(https://seachild.hatenablog.com/entry/2023/03/21/212317)36年振りの続編。

正直、苦手なジャンル。だけど、前作を昔昔◯◯ロードショーで見た懐かしさと今作の続編フィーバー…そりゃ見てみたくもなるわな。

さっき前作を見たばかりなので記憶も新しく、あちこちに散りばめられた前作ネタ。

ただ、それを知らなくてもやっぱりシンプルなストーリーにエンタメ性の高い作り。長い割に飽きずに見れたのはそのエンタメ性の高さかも。

主題歌レディー・ガガの「Hold My Hand」もまたいいんだ。アカデミー賞授賞式でのパフォーマンスは泣きそうになった。

キャストも良かったよね。ジェニファー・コネリーが歳のせいかとんがった感じが無くなってスゴく好きになったわ。

ラストの2人のキスシーンは何故か80年代の空気感が~個人的にはここ好き。

色々あるけど、フィーバー起こすだけあったわ度85