映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『スプリー』(2021)

ライドシェア(スプリー)ドライバーのカート・カンクル(ジョー・キーリー)はフォロワーを増やしたいという欲望から、乗客を手に掛ける様子をライブストリーミングすることを思いつく。

「レッスン動画」と称して人を殺す方法や見つからない為の隠し方などをレクチャーする動画などをアップする。

しかし、SNSではフェイクだとなじったりネガティブな反応ばかりで、カートが思い描いたような人気は得られなかった。

するとカートの怒りは、動画を拡散しようとしないインフルエンサーに向かうようになっていく...

 

なんだこれは!?#レッスン言う割には誰でも思いつきそうな事ばかりやし、殺したあともめちゃくちゃ雑に車からほりだしたり、普通に洗車機で血を洗い流したり...

え?全部リアタイで配信中やろ!?1人くらい通報するやろ!?

なんか、インフルエンサー言われる人らもパパも全員アタマおかしいよね。

テンポはいいんだ、色んなことがサクサク進むのよ。映像がほとんどスマホの配信映像とか設置したカメラ、街の防犯カメラの映像だけで進行するのも面白いのよ。

なのに何だこの脚本は!?主人公サイコパスの設定!?

これに何を見出したらいいの!?SNSの怖さ??迷惑系YouTuberへの警告!?サイコパス舐めんなってこと!?

めっちゃしっかり見たけどちょっとわからなかった...

基本イラつく度45

 

『#フォロー・ミー』(2020)

過激な動画を配信して人気を集めるブロガーのコールは、「究極のリアル脱出ゲーム」への参加招待を受けて仲間とともにロシアにやってくる。

ゲームの舞台は、モスクワ郊外に建つ元監獄という不気味な廃墟で、そこに仕掛けられた数々のトラップをクリアし、さまざまな拷問装置にとらわれた仲間を制限時間内に救い出さなければならない。

コールは全世界にライブ配信しながら、この前代未聞のスケールをもつ脱出ゲームの挑戦を開始する。

しかし、やがてコールと仲間たちは、これが単なるゲームではないことに気づかされる...

 

前半のお気楽配信ブロガーのシーンが長い!本題の脱出ゲームが始まるまで約30分、全体の3分の1が彼らのお気楽配信。

そのせいか、後半の脱出ゲーム諸々の中身がうっすいのな。脱出ゲーム自体は大したギミックもなく案外サラッと進み、ネタばれになるから多くは語らないけど、お気楽シーン短くしたらもっと内容の濃い作品できたんちゃうの?って感じ。

ホントの彼と配信中の彼とどちらがホントの彼なのか...みたいな語りもいらなくね!?後半には大した影響なくない!?

と、まぁガチのダメだしはしてみたけど、うっすい事を除いたら結構好きかも。

色んな映画のネタ寄せ集め感は否めないが、2転3転する感じは嫌いじゃないよ。

配信中の喋り口調ってみんなウゼェのな度63

『フリー・ガイ』(2021)

ルール無用で悪事を働くことが当たり前な街「フリー・シティ」では、サングラス族と呼ばれる連中が気ままに銃をぶっ放し、ヘリコプターやクルマを破壊したり強盗を働いたり、やりたい放題。

そんな中、毎日同じ会話を交わして、毎日銀行強盗に遭い、それでも真面目に働く幸せな銀行員のガイ(ライアン・レイノルズ)は、ミステリアスなサングラス族のモロトフ・ガールに一目惚れする。

警備員の親友バディに「サングラスがないと相手にされないさ」と助言され、彼女を追うために銀行強盗からサングラスを奪って掛けてみると突然、街中にパラメーターや今まで見えなかったアイテムなどが見えるようになる。

実はサングラス族はオンラインVRゲーム「フリー・シティ」をプレイするプレイヤーたちで、銀行強盗などはゲームミッションを行うプレイヤー、そしてガイはその世界の中にプログラムされた、一定の行動しかしないモブキャラ(ノンプレイヤーキャラクター(NPC))だった。

彼自身はそんな事に気づくわけもないが、なぜか毎朝彼女の事を想い追うように...

 

CMから気になってて「なんと、彼はゲームの中のモブキャラだった!?」なんて、意味わからんやん!と思いながら、しかもNPCとプレイヤーとの恋!?尚わからん!どこに落ちるねん!?

と、話がどこに進むのか(久しぶりに)気になった作品。

久しぶりにちゃんと楽しかった~!作風は違うけど「レディ・プレイヤー1」を思い出した。

銃で撃たれたり、車に轢かれたりしてるのにモブたちは自分に関係なきゃいつも通りニコニコ挨拶のシーンとか、ニマニマして見てしまった。

心配してたモブとプレイヤーの恋も、ストーリー自体の向かってく方向も無理やり感はなく、且つわかりやすいストーリー。

RPGとかゲームを全く知らない人から見ると「は?意味わからん」かもしれへんけど、万人受けする作品なんて存在しない!

ライアン・レイノルズの表情もいいわ~。初めはいかにもモブキャラにありそうな明るいニコニコ笑顔なのに、だんだん表情豊かになってくのな。

あとから知ったけど、カメオ出演が豪華すぎる!クリス・エヴァンスはすぐわかったけど、それ以外はウォーリーを探せ以上に難しい笑

終盤、モブに泣かされる!

ホントに久しぶりにちゃんと楽しんだ作品。最近、ピラニアから始まってサメサメワニゾンビみたいなんばっかりで、久しぶりに満腹感を得たわ~

これぞエンタメ度5000

 

 

『ウィッシュ・ルーム』(2019)

ニューヨークから田舎に移住してきた若い夫婦は、新居に奇妙な隠し部屋を見つける。

それはなんと、願ったものが何でも手に入る夢のような部屋だった。

最初は戸惑う2人だったが、贅沢な望みを次々とかなえるうちに、欲望をエスカレートさせていく。

子どもに恵まれずにいた妻は、ある日ついに部屋でその願いを実現させる。

ところが、部屋で生まれたものは家から出すと消えてしまうことが判明...

 

なんでも出してくれる夢のような小部屋、2度の流産を経験する夫婦、ときたら「あ~、これは子供願っちゃうな~」とそこまでは容易く予想出来た。

けど、そこからが予想外の流れ!だいたい願いが叶う系は代償を求められたり、その代償が他人に降り掛かったりするストーリーが多いけど、これは違った!!

ちょっと気持ち悪くて好きかも~

世にも奇妙な物語の進化版、ラストの気持ち悪さもいいかも~「チャララララ、チャララララ、チャララララチャチャララララ~♪」って例の曲かかりそうな感じ。

前半の「ネックレスは?」「さぁ、どこかへいっちゃったわ」のやり取りが後半に効いてくるフリとなる事に気づいたのはいつも通り、人のレビューで笑。それもまた一興。

これは、ネタバレなしで見た方が惹き込まれるし展開を楽しめるわ。

ゾワゾワ度84

『ゴールデン・チャイルド』(1986)

千年に一度、この世に生を受けるという神秘の子「ゴールデン・チャイルド」。チャイルドは人々の優しさの化身であり、彼がいなくなっては、この世界は地獄と化してしまうとされる。

だが、チャイルドを亡き者にしようとする、悪しき考えを持ったサードという男が、チベットの寺院から彼を連れ去ってしまう。

一方、ロサンゼルスで行方不明の子供を探すことを生業としているジャレルは、お調子者だが正義感が強く、子供の命のためならどんな危険にも立ち向かう勇敢な男であった。

そんな彼の前に、キー・ナンと名乗るチベット人女性が現れる。なんと彼女は、ジャレルこそがゴールデン・チャイルドを助けることができる「選ばれし者」なのだと告げる...

 

懐かしのエディ・マーフィ主演作。

金曜ロードショーだったか、土曜映画劇場だったか、日曜洋画劇場だったか...何度か見た覚えがある作品。

字幕版で今回見たけど声優山寺宏一が勝手に脳内で吹替えしてた。

見始めて思ったこと「そうそう!こんなんやった!そしてあんまり面白いとは思わんかったんよね~笑」

何となく地味?エディ・マーフィのわりにおしゃべりも少し控えめ?ストーリーもイマイチ地味なんだよね。

ただ、ノスタルジックに浸れたので良かった。

脳内吹替え度60

『私の知らないわたしの素顔』(2020)

50代の大学教授クレールは精神分析医ボーマンのカウンセリングを受けることになり、これまでの経緯を語り始める。

クレールは年下の恋人リュドに捨てられたことをきっかけに24歳のクララとしてSNSアカウントを作ると、リュドの友人であるアレックスに近づく。

2人はネット上だけの関係ながら、すぐに恋に落ち、直接会いたいとの想いは激しく募っていく。

しかし、当然ながら会うことができないクレールは同棲中の恋人がいるとして一方的にアレックスに別れを告げる...

 

「心理サスペンス」とあったのでも少しサスペンス感を期待した。実際はありがちな年齢詐称してのネット恋愛

期待はずれのわりにはちゃんと見れた!

ただ、クレールが別れを告げてからがジェットコースターかも。

おばさんクレールの気持ちはわかる。夫には若い女の所に逃げられ、さらに年下の恋人にも捨てられ「若い方がいいんでしょ」になるのも仕方ない。

フランス映画らしい、とにかくおしゃべりで魅せる感じの作品。クレールがずっと喋るんだ。電話でアレックスと喋り、カウンセラーと喋り、授業で喋り...とにかくずっと喋ってる。

元カレ、リュドには一言「そらあかんわ」を送りたい。

というか、ある意味全員メンヘラかよ!

SNSの闇を見た度78

 

『ブラック・クローラー』(2021)

友人のヨランダやヴィクターらと一緒に、北オーストラリアにある前人未到の洞窟を訪れたエリックとジェン。

その深奥を探索するが、嵐の襲来によって濁流が流れ込んできてしまう。

洞窟内が完全に水没してしまう前に脱出しようと、必死になって出口を探すジェンたちを、巨大なクロコダイルが襲う...

 

サメサメときて、今回はワニワニパニック

途中何度寝たことか!!ストーリーが単調過ぎてつまんないんだろうね。けど、諦めずに寝ては戻り、戻っては寝てを数度経てのゴール。

冒頭で日本語、英語を謎にチャンポンで話す日本人カップル。そのシーンで既に萎え~

ウェイウェイな感じの若者グループ、なぜ危険な場所に行くにもかかわらず何の下調べもしないんだ!?洞窟探検ってそんなに軽く行くもん!?

水も何がおるかわからん暗がりでよく入ってくよ!そりゃ食われるって!

ほんでカップル問題いる!?初めのスマホ除きみシーンなんてすっかり忘れてた頃にぶち込んでくんの、いらんやろ!

ワニワニパニックのわりにワニの全貌はあまり映らず。1人頑張るワニ、攻撃はローリングワニの一択のみ!それだけでよく頑張ったよね。

暗い中でワニの影やら、リアルな怖さはあるかな。撮り方はいいんだろな~

今回のMVPはワニでしょ。

あとで知ったけど、映画のポスターは「虚偽」だね、ワニくんあんなに大きくなかったよ~

ワニ度35