映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『FOUND ファウンド』(2017)

ホラー映画が大好きな11歳の少年マーティ。

学校でいじめられている彼にとって一番の楽しみは、家族の秘密を覗き見すること。

マーティは兄のクローゼットに人間の生首が入っているのを知っていた。母親がベッドの下にラブレターを隠していることや、父親がガレージの奥にヌード雑誌を置いていることも、マーティだけが知っていた。

たまに新しくなる生首をこっそり取り出しては眺めるマーティだったが、ある夜、自分をいじめていた同級生の生首があるのを発見...

 

ひとことで言うと「なんちゅう映画やomg!!」

冒頭ボーリングの球を借りるやなんや、「なんのこっちゃ?」思ってたら兄ちゃんの部屋のカバンから弟がこっそり生首取り出すシーンからのスタート。

その後の前半パート、どうなるんだろ?の好奇心、イケメン兄弟の兄弟愛に惹かれ、弟マーティの成長を見守る母のごとく見続け。あまり展開のない部分だけどマーティの成長ムービー風で飽きることなく。

後半、なんてこった、たくさんの血!まぁ、出るわ流すわ、流すわ浴びるわ、まぁ大変。

お兄ちゃんの告白にも「そっち!?」の驚き。

ラストシーンも衝撃!

けど、初めて見るパターンの作品。少年の成長録?お兄ちゃんの家族愛?ただのスプラッターホラーじゃない!

とにかく色々斬新度94

『ワンダーウーマン 1984』(2020)

ある日、FBIに摘発された密輸業者の盗品が博物館へ届けられ、その中に奇妙な「石」があることにダイアナは気づく。

ダイアナの同僚である鉱物学者バーバラ・ミネルヴァの鑑定ではその石は当初シトリンで出来た胡散臭い紛い物と思われたが、台座にラテン語で「何でも一つだけ願いを叶える」と彫られており、ダイアナとバーバラが願いをかけてみたところ本当にその願いが叶ってしまう。

そこへ著名な事業家のマックス・ロードが現れダイアナ達に接近、隙を突いて「石」を館外へ持ち出してしまう。石をまんまと手に入れたマックスはその仕組みを逆手にとって願いを叶える力を自らのものとする...

 

まずはコレが続編と知らずの視聴!

MARVEL作品はめちゃくちゃ見てるけどDCコミックスバットマンシリーズ以外はほぼ知識ゼロ。バラバラと適当に見てただけ!

もしかしてコレも公開順に見た方がいいパターンか!?

というか、これあまり好きではないな。アクションシーンもタイトル通り1984年風なのかパッとしない。

すぐ前にリュック・ベッソンのアクション映画(https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/09/14/000137)なんて見てしもてるだけにアクションの物足りなさがなんとも。

1984年風は悪くないのに度60

 

『ANNA/アナ』(2019)

1980年代後半、ソビエト連邦。身寄りがなく、恋人からの暴力的な生活に日々苦しめられていたアナ(サッシャ・ルス)。

しかし、自堕落な生活に終止符を打つべく海軍に志願したアナは、彼女の経歴に目を付けたKGBの職員アレクセイから誘われ、渋々そのオファーを受けることにした。

1年間の過酷なトレーニングに耐えた後、彼女は上官のオルガ(ヘレン・ミレン)からのテストに時間をオーバーさせながらも合格し、その後、最初の暗殺任務を遂行した。

アナは未来の自由を信じ、任務のための暗殺を繰り返していたが、KGB長官ワシリエフから「KGBから解放される唯一の方法は死ぬことだ」と言われ...

 

ニキータと、ルーシー、フィフス・エレメント、まぁとにかくリュック・ベッソン作品のごった煮。いい意味で。

手足の長い超美人モデルを戦わせるのが大好きやな。

アクションシーンは華麗でスタイリッシュさすらも感じる。めっちゃ撃ちまくるのに、綺麗。

ストーリーは「3年前」「3年後」「6ヶ月前」etc...行ったり来たりするけど、テンポがいいので飽きずに見れた。

ヘレン・ミレンの醸し出す毒気もすごくいい塩梅なんよね。ただ、スタイリッシュなだけじゃない感。

...と色々書くと大絶賛な感じやけど、実はそこまででもない。

既視感ありまくる度70

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)

S.H.I.E.L.D.の生き残りからの情報で、ヒドラ残党が極秘裏にロキの杖を使い人体実験をおこなっていることを掴んだアベンジャーズは、東欧ソコヴィアにあるヒドラの研究施設を襲撃した。

人体実験で特殊能力を得た双子:ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフを解放し抵抗。スティーブらは残党を逮捕し、施設内のコンピュータに残っていたデータを収集する。その途中、トニーはワンダの能力によってアベンジャーズの全員がサノスとの戦いに敗れて息絶えている幻覚を見せられる。

その後アベンジャーズ・タワーで杖を調査し、杖の先の宝石の中に人工知能らしきものを発見したトニーは、これを解析して自身が発案していたウルトロン計画に役立てることを提案、当初は難色を示したブルースも手伝うことになる。

ある夜、作戦成功とソーの送別を兼ねたパーティ中に、宝石の中の人工知能がウルトロンとして突如自我に目覚める。人工知能J.A.R.V.I.S.を破壊したウルトロンはアベンジャーズと交戦、自己意識をネットワーク上に逃がし、杖を奪って姿を隠す...

 

MCU時系列順第12作。

ワンダとヴィジョン降臨!って感じの1作ですね。

最初で最後かもしれないアベンジャーズのパーティーが楽しそう。ソーのハンマー持てるか対決とか、和気あいあいがめっちゃいいんよ。

相変わらずナターシャは強い、生身ナンバーワンよ!吹替えはやはり気に入らないけどね。何作見続けても慣れないナターシャの吹替え...

ワンダのチート能力もハンパねぇ、あれは勝てないよ。

などなど、元々バトルシーンがあまり好きではないんだけど、今作はバトルシーンがかなり見応えのある作品。

ウルトロン人間味ありすぎ度99

そして2度目...

https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/09/12/114552の流れを受けて短期間での出戻り視聴

『呪い襲い殺す』→『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』→そして2度目『呪い襲い殺す』

 

やっぱ順番逆やった!

母が~とか、妹が~とか、意味わからんかったし、不穏な老婆リン・シェイの存在、白目、口縫い、死んだはずの友達が一瞬変わった別人幼女の顔...

諸々、意味わからず見てた事が全部スッキリ!

 なによ、ちゃんとわかって見たら面白いやん!公開順で見たらアカン度75

『ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜』(2016)

1967年のロサンゼルス。アリスは自宅で2人の娘(ポーリーナとドリス)と共に降霊術を行っていた。

ある日アリスはウィジャボードを媒介にして霊との交信を試みることにした。アリスは霊魂との接触に成功したが、その霊魂は夫ロジャーのものではなかった。マーカスと名乗る霊魂はそのままドリスに取り憑いてしまった。

数日後、アリスはロジャーと交信するべく再び降霊を行い、ロジャーしか知り得ない情報を霊魂が知っていたため、アリスは霊魂が亡き夫であると確信し、彼と交信できる喜びに満ちあふれた。

それからしばらくしてドリスの様子がおかしくなっていく...

 

https://seachild.hatenablog.com/entry/2021/09/09/011512前作『呪い襲い殺す』の前日譚。

いや、こっち先見たかったかも!前作、若干ながら見してもた感じもあったけど、イマイチ細かい部分わからんことあったのよね。

今作でその辺のモヤモヤが解明!

ストーリー的にはよくある話で霊違いで悪いやつ来るーみたいの。

どっちが好きか聞かれたら今作の方が好きかな。白目幼女の口パカーシーンはちょっとコメディよ。

って事でもっかい前作を見てこよう!

エンドロール後まで見て度70

『博士と狂人』(2019)

19世紀半ば。独学で言語学博士となったマレー(メル・ギブソン)は、オックスフォード大学出版局が企画する英語辞典編纂の一大プロジェクトの一員に加わる。
正式な学士号を持たない彼を異端視する学会の連中を尻目に、マレーは、古今東西の文献に登場するあらゆる英語の語句を網羅しようと作業に没頭。
一方、妄想から無関係な人を殺め精神科の施設に収容中のアメリカ人の元軍医マイナー(ショーン・ペン)は、偶然にもマレーが言語に関する情報を求め協賛者を探していることを知り、自分の持てる知識を全て手紙に託す...

 

いや、知ってるよ!オックスフォード辞典、昔から英語の辞書といえばってくらい有名な辞典のタイトル!その裏にこんなストーリーがあったなんて。確かに辞書の編纂なんてしらなかったよ。
何やってんのかイマイチわからないシーンも実は多くて、大きな山のあるストーリーでは無いけど、素晴らしいキャストの演技力に感情移入して完全に同じ時代の傍観者になれる感じの作品。

どっちも博士でどっちも狂人なんだよ。
特別感動的でもないのに、なぜか込み上げるものがある。
久しぶり、事実は小説よりも奇なり度90