映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『彼らが本気で編むときは、』(2017)

小学5年生の少女トモは荒れ放題の家で母親ヒロミと暮らしていたが、母親は男を追って家出してしまう。

ひとりになったトモは前にも頼った叔父マキオの家に向かうが、そこで彼女を出迎えたのは叔父の美しい恋人で、トランスジェンダーの女性リンコだった。

リンコは綺麗に部屋を整頓し、美しい彩りのおいしい手料理をトモに振る舞う。

トモは家庭のぬくもりや優しさを与えてくれるリンコに、戸惑いながらも次第に信頼を寄せていき…

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邦画の中ではとても好きな作品の一つ。

まぁ、ちょっと出来すぎなキレイなストーリーの気もするけど、多分本質はそこじゃないと思うから良しとする。

どこにもぶつけようのない怒りや悔しさを編み物で解消…トモが病院で泣きながら編み物をするシーンは胸がぎゅっとなって涙が出る。

コンビニおにぎり食べると吐くほどトラウマなのに、そんな母親の姿を追うトモ。どんなに嫌な思いをさせられても母親にすがるトモ。どのシーンも涙が出る。

サイドストーリー的な小学校の友達の話もスピンオフで見てみたい。

いつの時代か、リンコさんのワンピースのデザインが古い感じなのがずっと気になるのと、桐谷健太のゆっくりした話し方も気になる。

まぁ、マイナス点以上に加点が多いから好きなんだろうな。

恐らく、また見る度82

『オールドマン』(2022)

深い森の奥に隠遁する老人男性の住む小屋に、迷子になったハイカーの青年ジョーがやって来る。

彼は助けを求めるが、老人はいきなり彼に猟銃を突きつけ、まったく信用しようとしない。

老人は銃や刃物で青年を脅しながらも、めったにこない客をどこか楽しんでいるかのよう。

緊張感が漂う中、老人の隠された“恐ろしい秘密”が徐々に明らかになり、青年に危険が襲いかかる…

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あのギョロっとした目に途中で気づいた。じいさん、「ドント・ブリーズ」シリーズのスティーブン・ラングだったわ。

そして、これもまた途中で気づいた。これ前にも見てた。んで、途中でリタイアしたんだった…

今回は最後まで見たぞ!

とにかくじいさんと青年の2人が取り留めもない話を長々とするんだよ。それがまぁ長いのなんの。それで前回はリタイアしたんだったわ。

今回、よく見たよ。自分を褒めたい。

まぁ、そんな作品。

その長々とした会話劇を乗り越えたらラストが迎えられる。映画としてはしんどいわ…

他の人が言うてた。舞台ならいいのにって。納得。

疲れた…度55

『教祖誕生』(1993)

とある新興宗教団体の布教活動に遭遇した大学生の和夫は、偶然そのインチキな裏側を見てしまい、興味本位で教団の活動に加わることに。

教祖は元ホームレスでお飾りに過ぎず、教団は運営を管理する主管の司馬が実権を握っていた。

一方、純粋に教義を信じる青年部のリーダー駒村たちは、もうけ主義の司馬と対立を深めていく。

そんな中、司馬の怒りを買った教祖がクビになり、2代目教祖として和夫に白羽の矢が立てられるのだが…

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原作ビートたけし「教祖誕生」を映画化。

なんともユルい感じで皮肉が効いててフフってなる。

中盤、たけしの「 どうしてみんな教祖になるとその気になっちゃうのかな」ってつぶやきとも言えるセリフがスゴくいい。事の本質というか、ストーリーの要かな。

「暇だから」と布教行脚に着いてっちゃう和夫(萩原聖人)、理由はめちゃくちゃ適当なのに祭り上げられるとその気になっちゃうの笑える。

ラストもこういうのブラックジョークって言うのかな、皮肉たっぷりのラストで最後までフフってなる。

The皮肉作品度78

『ツイスター スーパー・ストーム』(2023)

高校生ウィルの父親ビルは“ストームチェイサー”だったが10年前、竜巻にのまれて亡くなり、やはり気象学の教授だった母親クインはショックで辞職していた。

そんなウィルのもとにビルが残した分厚い手帳が届き、送り主のおじ、ロイを訪ねると、ロイは竜巻観光ツアー業者ゼインのもとで働いていた。

父親に憧れていたウィルは危険なツアーに参加させてもらう。

一方、息子が心配なクインは息子の友人を連れてツアーの現地に向かう…

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ディザスタームービーかと思ってたらなんだか趣向が違ったらしい。

イマイチ、大事な部分をサラッと流しちゃうのでもう少し見たい所が見れない感じでモヤモヤする。

竜巻ファイターな割りには何となく緊迫感がない。だから寝る…寝ては起きてを3度繰り返しようやく見終える。

いや、寝るのは自分が悪いんだけどさ、わかっちゃいるけど、寝ちゃうほど集中出来ない作品って事で。

アレック・ボールドウィンとか出てきて「さもありなん」感は出すんだけど、何がって訳でもないくらい些細なことなんだけど、なんとなく惜しいなぁ。

あと少しで賞度64

 

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(2023)

反・東卍勢力の芭流覇羅を統率する謎のトップには、東卍内部のある人物がいた。

“現在”に戻ったタケミチは、収監中のドラケンに10年前の“血のハロウィン”事件と芭流覇羅の総長について尋ねるが、ドラケンの口から語られたのは衝撃の事実だった。

闇に落ちたマイキーを救い、殺された元恋人ヒナを取り戻すため、またも10年前へと時をさかのぼるタケミチ。そして運命のハロウィンの夜、ついに東卍と芭流覇羅が激突する…

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続編第3作(https://seachild.hatenablog.com/entry/2024/02/18/120601)

これ、なぜ前後編にした!?

冒頭はしばらくいわゆる“前回までのお話”で、ストーリーの大半がハロウィンの夜の喧嘩シーン、大したアクションでもなく、長すぎて飽きるほど。

タケミチ君の存在意義がかなり薄いストーリー。

喧嘩シーン長すぎて、他の要素が端折られてたり、タケミチが突然一番隊隊長になったり。

原作は全部見てるのでストーリー自体は知ってるけど、何がそんなに高評価なのかわからんかったわ。

相変わらずキャストの再現性の高さに見とれてしまうけどね。

シリーズ通してドラケンくんの大ファンになりました度61

『キャプテン・マーベル』(2019)

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに、突然正体不明の女性が空から降ってくる。

彼女には驚くべきパワーが備わっていたが、全く覚えていない“記憶”がフラッシュバックすることが悩みだった。

その記憶にはある秘密が隠されており、それを狙う敵がいた。

彼女は、後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦うことに…

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まず…映画『マーベルズ』を見ようと思ったら、冒頭にドラマ『Msマーベル』の主役の子が出てきてすっかり忘れてたのでドラマをイッキ見し、よし!『マーベルズ』見るぞー!と思ったら今度はキャロル・ダンバースが昔を思い出すシーンがあり、もちろんそんなことは私も忘れてるので、今回の視聴に至る。なかなか新作まで辿り着かない。

色んな作品が絡んでくるキーポイントになるストーリー。たぶんこれ単体で見ると、比較的ちっちゃな小競り合いにしか見えないかも。そんくらいストーリーは案外控えめ。

まぁ、とにかくキャプテン・マーベルの強さがチート過ぎてドキハラ感はないな。捕まっても力ずくでブチ切る。宇宙空間もへっちゃら。壊す、ぶん投げるはお手のもの。とにかく強すぎワロタってやつな。

ニック・フューリーの隻眼の理由が出てくるのは好き。

MCU作品、風呂敷広げすぎ度79

 

『ウォンテッド』(2008)

冴えない青年サラリーマンのウェスリーはコンビニで謎めいた美女フォックスと出くわすが、直後、そこに現われた面々とフォックスは銃撃戦を開始。

ウェスリーは彼女の案内で、ある織物工場に向かうが、そこは、いにしえから多数の暗殺に加担してきた秘密組織《フラタニティ》の基地。

フォックスの上司スローンはウェスリーの父親が《フラタニティ》で最高の暗殺者だったといい、ウェスリーもそこで暗殺者になる訓練を受けるが…

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ジェームズ・マカヴォイ主演、アンジェリーナ・ジョリーモーガン・フリーマンがメインキャストで若き日のクリス・プラットも見れる。

ジェームズ・マカヴォイも若くて可愛い。肉体美も魅せてくれる。この時からさすがとしか言いようがない。

アンジーはまだ魔女っぽくなる直前辺りかな。

クリス・プラットは今やアベンジャーズで一躍ヒーローだけど、まだこの頃は20代半ばかな?フレッシュ感とバカっぽさが作品のアクセントになってて好き。

ストーリーの方は、アクション満載のファンタジーやな。弾道曲がるとか、映像は面白い。

スピード感あり過ぎて、一瞬目離すともう何が起きたかわからん。そして、何度も寝落ち。車乗って高速道路走ったら寝てしまうみたいな感じかな…

ファンタジーな分、色々無理矢理感も否めない。ラストも広げた風呂敷をとにかく急いで丸めて畳んだ感はあるかなー。

全部フィクションですから〜度68